「隠岐神社」
隠岐の島前(海士町)にある神社へ、旅行の合間に立ち寄れないかと考えている方も多いのではないでしょうか。
隠岐神社は菱浦港から約3.3km離れた場所にあり、路線バスは片道1日6便です。
この記事では、隠岐神社の見どころと後鳥羽院資料館、菱浦港からの行き方、バスで行く場合の行きと帰りの組み合わせをまとめます。
令和8年(2026年)の時刻表をもとに、バスで神社と資料館にどれだけ滞在できるかを一覧にしました。
隠岐神社とは?後鳥羽上皇を祀る島前(海士町)の神社
隠岐神社は、島根県隠岐郡海士町にある、後鳥羽天皇(後鳥羽上皇)を祀る神社です。
後鳥羽上皇は、1221年に鎌倉幕府の討伐に失敗したのち中ノ島(現在の海士町)へ流され、1239年に隠岐で亡くなりました。
隠岐神社は、その崩御から700年にあたる昭和14年(1939)に創建されています。
隠岐は島前と島後に分かれており、隠岐神社があるのは島前の中ノ島(海士町)です。
島後の隠岐の島町にある水若酢神社などの古社とは別の場所にあるため、旅程を組むときは所在地を分けて考えてください。
後鳥羽上皇ゆかりの史跡をたどりたい方や、社殿と桜を見たい方に向いている神社です。
隠岐神社の見どころ|隠岐造りの社殿

隠岐神社は、「隠岐造り」と呼ばれる様式の神社。
銅板葺きの本殿・祝詞舎・拝殿・神饌所・祭器庫・宝物館・神門回廊・社務所などが並び、境内は約5万6,000平方メートルと広大です。
見どころは、銅板葺きの社殿と、広い境内をゆっくり歩く参拝そのものです。
隠岐造りは出雲の大社造りから派生した形式とされ、代表的な神社は島後にあるといわれています。
隠岐神社は昭和の創建で、島後の古社とは成り立ちが異なります。
神紋の「菊浮線」は、後鳥羽上皇が用いた五つ割りの菊紋がもとになっています。
後鳥羽院資料館|入館料と見られる宝物
後鳥羽院資料館は、隠岐神社の前にある昭和55年(1980)完成の資料館です。
後鳥羽上皇にまつわる品や、隠岐神社創建時の奉納品が展示されています。
展示には、後鳥羽院御影肖像画(複製品)、御手印御置文(複製品)、島根県指定文化財の来國光などがあります。
隣接する別館には民具資料約300点が展示され、土産物店もあります。
| 開館期間 | 3月1日〜11月30日(12月〜2月は冬季休業) |
| 開館時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:30) |
| 休館日 | 毎週火曜日(2025年4月1日から) |
| 入館料 | 大人500円/小学生250円(団体15人以上:大人450円/小学生200円) |
| その他 | 支払いは現金のみ(島チケットは利用可)/別館の民具館は無料/障がい者割引は本人と介助者1名が半額 |
最新の開館状況や臨時休館は、運営会社の後鳥羽院資料館の公式ページでご確認ください。
冬季(12〜2月)と毎週火曜は資料館に入れないため、その日は神社の参拝だけを目的に計画を立てるのが安心です。
参拝の所要時間と回り方|資料館の順番と時間配分
隠岐神社の境内は約5万6,000平方メートルと広く、拝殿までは境内を歩いて向かいます。
歩きやすい靴で訪れると安心です。
駐車場は30台まで無料で、後鳥羽院資料館と共用です。
資料館は神社の前にあるため、車で行く場合は1か所に停めて両方を回れます。
資料館に入る日は、開館時間(9:00〜17:00、最終入館16:30)に収まる時間に着くことが条件です。
後鳥羽上皇の歴史を先に知ってから参拝したい方は、資料館から回ると展示と神社の由来がつながります。
神社への到着が午後遅めで、資料館の最終入館(16:30)が近い場合は、資料館を先に回ると入館に間に合います。
バスで行く場合は、後ほどの早見表で「何分滞在できるか」を見てから、資料館に入るかどうかを決めると計画が立てやすくなります。
菱浦港から隠岐神社への行き方|バス・タクシー・レンタカー・電動サイクルを比較
隠岐神社は、島前・中ノ島(海士町)の玄関口である菱浦港から約3.3kmの場所、車で約7分、徒歩で約46分(ほぼ平坦)です。
徒歩だと往復で1時間半以上かかるため、現実的な移動手段は次の4つです。
| 手段 | 片道の目安 | 料金 | 向いている人 |
| 路線バス(豊田線) | 約13〜14分 | 大人200円・小人100円(片道) | 費用を抑えたい人。1日6便に合わせて動ける人 |
| タクシー | 約7分 | 初乗り570円(距離により加算) | バスの時間が合わない人、短時間で往復したい人 |
| レンタカー | 約7分 | 軽自動車3時間5,000円〜(24時間8,000円)/普通車3時間6,000円〜(24時間9,000円) | 島内を自由に回りたい人 |
| 電動サイクル | 距離は片道3.3km | 60分2,000円/90分2,500円/180分3,000円 | バスに縛られず自分のペースで走りたい人 |
タクシーは電話予約制で、隠岐海士交通(7:00〜22:00・08514-2-0020)と石塚タクシー(7:30〜24:00・08514-2-0727)があります。
レンタカーと電動サイクルは、菱浦港フェリーターミナル1階の観光案内窓口で、8:00〜17:00の営業時間内に貸出・返却ができます。
予約は専用の予約システムで行います(詳しくは海士町観光協会のレンタカー・電動サイクルのページへ)。
ここでいう電動サイクルは電動アシスト自転車ではなく、特定小型原動機付自転車。
16歳以上なら運転免許は不要、 利用条件として、ヘルメットの着用が必須です。
飲酒運転・二人乗り・スマートフォンを操作しながらの運転は禁止されています。
費用を抑えるならバス、時間に縛られたくないならレンタカーか電動サイクル、短時間で往復するならタクシーが向いています。
本土の七類港・境港から菱浦港までの船の選び方は、「島前・島後どちらへ行く?目的地から逆算するアクセスの選び方」の章にまとめています。

路線バス豊田線の時刻表|行きと帰りの組み合わせ早見表
隠岐神社には、隠岐海士交通の路線バス「豊田線」が停まります。
運賃は大人200円・小人100円で、菱浦港の「隠岐汽船乗場」から「隠岐神社」停留所まで約13〜14分。
次の時刻は、令和8年6月1日〜8月7日・8月17日〜12月31日に適用される時刻表です(8月8日〜16日は別のダイヤです)。
| 行き:隠岐汽船乗場発 | 8:10 | 9:55 | 13:25 | 15:45 | 16:40 | 17:50 |
| 行き:隠岐神社着 | 8:24 | 10:09 | 13:39 | 15:58 | 16:53 | 18:03 |
| 帰り:隠岐神社発 | 7:31 | 9:06 | 12:36 | 14:36 | 16:21 | 17:31 |
| 帰り:隠岐汽船乗場着 | 7:45 | 9:20 | 12:50 | 14:50 | 16:33 | 17:45 |
行きの便と帰りの便の組み合わせごとに、隠岐神社の停留所に着いてから、同じ停留所を出る便が出発するまでの時間を計算しました。
停留所から拝殿までの往復の歩きも、この時間に含まれます。
「—」は、その帰りの便が行きの便より前に出てしまう組み合わせです。
| 行きの便(神社着)\帰りの便(神社発) | 9:06 | 12:36 | 14:36 | 16:21 | 17:31 |
| 8:24着(港8:10発) | 42分 | 4時間12分 | 6時間12分 | 7時間57分 | 9時間7分 |
| 10:09着(港9:55発) | — | 2時間27分 | 4時間27分 | 6時間12分 | 7時間22分 |
| 13:39着(港13:25発) | — | — | 57分 | 2時間42分 | 3時間52分 |
| 15:58着(港15:45発) | — | — | — | 23分 | 1時間33分 |
| 16:53着(港16:40発) | — | — | — | — | 38分 |
この表から、次のことが分かります。
- 17:50発の便は、隠岐神社に着く18:03にはすでに港行きの最終便(17:31発)が出たあとで、バスで神社を往復する計画には使えません
- 8:24着の便は、後鳥羽院資料館の開館(9:00)より前に着きます
- 16:53着の便は、資料館の最終入館(16:30)を過ぎています
- 10:09着の便は、帰りを12:36発以降のどの便にしても2時間以上滞在できます
- 13:39着の便は、帰りを16:21発にすると2時間42分、17:31発にすると3時間52分滞在できます
参拝と資料館の両方を見るなら、10:09着の便で行き、12:36か14:36の便で戻る組み合わせが、時間に余裕を持ちやすい選び方です。
フェリーや高速船の到着時刻に合わせてバスに乗る場合は、船の時刻(隠岐へのアクセス完全ガイド)とバスの時刻の両方を照らしてから計画を立ててください。
時刻表は改定されることがあります。
乗る前に、海士町の町内交通のページで最新の豊田線の時刻表をご確認ください。
桜と例祭|訪れる時期の選び方

隠岐神社は、隠岐一の桜の名所として知られています。
境内と外苑にはソメイヨシノを中心に約250本。見頃は4月中旬〜5月上旬です。
桜の開花は年によって前後するため、訪れる直前に開花の状況を確かめると安心です。
例祭は、4月14日と10月14日です。
桜を目的にするなら4月中旬〜5月上旬、例祭の時期に合わせるなら4月14日・10月14日が目安です。
資料館は3月1日〜11月30日の開館で毎週火曜が休館のため、桜の時期は資料館にも入れる日を選べます。
参拝のあとに海士町で回る場所・泊まる場所
参拝のあとは、帰りの路線バスの時刻(最終は隠岐神社発17:31)までに港へ戻るか、海士町内に泊まるかを先に決めておくと計画が立てやすくなります。
最終バスが隠岐神社発17:31のため、夕方以降に海士町で過ごしたい場合は、島前に泊まる日程にすると時間に余裕が生まれます。
日帰りで港へ戻る場合は最終バスの17:31発、泊まる場合は港周辺の宿を押さえておくのが、参拝後の動きを決めやすい選び方です。
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島前のほかの見どころ(西ノ島町の国賀海岸・摩天崖など)と島内の移動手段は、「島前の見どころ」の章で整理しています。

隠岐神社の基本情報とアクセスマップ
最新の情報は、しまね観光ナビの隠岐神社のページや各施設の公式ページでご確認ください。
| 名称 | 隠岐神社 |
| 住所 | 島根県隠岐郡海士町海士1784(Google Map) |
| 電話番号 | 08514-2-0464 |
| 例祭日 | 4月14日・10月14日 |
| 駐車場・駐輪場 | 駐車場30台(無料・後鳥羽院資料館と共用)/駐輪場あり(無料) |
| 設備 | 洋式トイレ、オムツ替えスペースあり(参拝者以外も利用可) |
| 菱浦港から | 路線バス(豊田線)で約13〜14分/車で約7分(約3.3km) |
隠岐神社についてよくある質問
- 車がなくても隠岐神社へ行けますか?
-
行けます。菱浦港の隠岐汽船乗場から路線バス(豊田線)に乗ると、隠岐神社まで約13〜14分で、運賃は大人200円です。バスは片道1日6便のため、時刻に合わせて計画を立ててください。タクシーや、菱浦港で借りられるレンタカー・電動サイクルも利用できます。本土から菱浦港までの船の選び方は隠岐へのアクセス完全ガイドで紹介しています。
- 隠岐神社から菱浦港へ戻る最終バスは何時ですか?
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令和8年の豊田線の時刻表では、隠岐神社発17:31の便が最終で、隠岐汽船乗場に17:45に着きます。時刻表は改定されることがあるため、乗る前に海士町の町内交通のページで最新の時刻をご確認ください。
- 後鳥羽院資料館は冬でも入れますか?
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12月〜2月は冬季休業のため入れません。開館期間は3月1日〜11月30日で、毎週火曜が休館日です。開館時間は9:00〜17:00(最終入館16:30)、入館料は大人500円・小学生250円です。隠岐神社の参拝は、資料館の休館日にも可能です。
- 隠岐神社の桜の見頃はいつですか?
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見頃は4月中旬〜5月上旬とされています。境内と外苑にソメイヨシノを中心に約250本が植えられています。開花は年によって前後するため、訪れる直前に状況をご確認ください。
- 隠岐神社は島前と島後のどちらにありますか?
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島前の中ノ島(海士町)にあります。島後の隠岐の島町にある水若酢神社などとは別の場所です。島前と島後の選び方や島ごとの見どころは隠岐の観光・見どころ完全ガイドで紹介しています。
