「有福温泉ってどんなところ?」
「日帰りでも楽しめる?」
島根県江津市の山あいにある有福温泉は、石段の坂道に旅館や外湯が寄り添うように並ぶ、小さな温泉街です。
1370年以上前に開かれたと伝わる温泉で、今も「御前湯」「弥生湯(やよい湯)」「早月湯(さつき湯)」の3つの共同浴場を歩いて巡ることができます。
大規模な温泉地ではありませんが、昔ながらの温泉街を歩き、湯につかってのんびり過ごしたい方にぴったりのエリアです。外湯めぐりと散策だけなら2〜3時間ほどでも楽しめるため、石見銀山など石見エリアの観光と組み合わせることもできます。
この記事では、有福温泉へのアクセス方法から外湯めぐりの楽しみ方、日帰りと宿泊どちらがよいかの選び方、石見銀山とあわせて楽しむモデルコースまで、有福温泉の楽しみ方をまとめて紹介します。
有福温泉とは?アクセス・基本情報
有福温泉は、島根県江津市有福温泉町にある温泉地です。

石見エリアの内陸部、山あいの谷間に温泉街が広がっており、石見銀山からもアクセスしやすい立地にあります。
出雲空港からのアクセス
出雲空港からはレンタカーで約2時間が目安。国道9号線を経由して江津市方面へ向かいます。
距離があるため、出雲大社や石見銀山など他のスポットと組み合わせて訪れる方が多いエリアです。
広島方面・浜田道からのアクセス
広島方面から車で向かう場合は、浜田自動車道の浜田東ICで降りるルートとなります。
広島ICから浜田東IC経由で有福温泉まで、車で約1時間30分が目安。
なお、浜田道の旭ICから県道50号線を経由するルートは道幅が狭く危険とされているため、浜田東ICまたは那賀グリーンライン経由のルートを利用してください。
JR江津駅・公共交通機関でのアクセス
JR江津駅からは、レンタカーで約20分。
公共交通機関を利用する場合は、江津市生活バス「江津有福線」で約35分、運賃700円で有福温泉バス停に到着します。
バスの本数は多くないため、事前に江津市のホームページで時刻表を確認しておくと安心です。
有福温泉の泉質・歴史 —「美肌の湯」といわれる理由
アルカリ性単純温泉の特徴
有福温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、無色無臭のやわらかい湯が特徴です。

アルカリ性の湯は肌の角質になじみやすい性質があるとされ、入浴後は肌がもちもちとした感触になるといわれています。こうした特徴から、有福温泉は古くから「美肌の湯」として親しまれてきました。
1300年以上の歴史と開湯伝説
有福温泉は、1370年以上前の飛鳥時代に発見されたと伝えられる歴史ある温泉地です。インド出身の僧侶・法道仙人が発見したという伝承が残っています。

江戸時代には宿場町として栄え、明治時代には療養地として利用されるなど、長い年月をかけて温泉地としての歴史を重ねてきました。
有福温泉のレトロな温泉街を歩く
石段が続く坂道の景観
有福温泉の温泉街は、谷あいの斜面に沿って石段の坂道が続いており、旅館や外湯がその両側に建ち並んでいます。

昭和の雰囲気を残す建物や看板が多く、レトロな温泉街の散策を楽しみたい方に向いているエリアです。
温泉街の雰囲気・見どころ
坂道を上り下りしながら3つの外湯を巡る「外湯めぐり」が、有福温泉の散策の定番です。夕方以降は提灯の明かりが灯り、日中とはまた違った雰囲気を楽しめるといわれています。

カメラ好きの方にも人気のスポットです。
有福温泉の外湯めぐり — 3つの共同浴場
有福温泉には、地元の人にも観光客にも親しまれている3つの外湯があります。それぞれ営業時間・定休日が異なるため、訪れる前に確認しておきましょう。
御前湯
3つの外湯の中で最も歴史があるとされる御前湯は、7:00〜22:00(最終受付21:30)まで営業しており、定休日は毎週火曜日です(年末年始は休まず営業)。
入浴料金は中学生以上400円、小学生以上200円、乳幼児は無料です。
やや熱めの湯加減で、しっかり温まりたい方に向いています。
弥生湯(やよい湯)
弥生湯(やよい湯)は10:00〜21:00(最終受付20:30)まで営業しており、定休日は毎週金曜日です。
入浴料金は中学生以上400円、小学生以上200円、乳幼児は無料です。
少しぬるめの湯加減で、ゆっくり浸かりたい方に向いています。
早月湯(さつき湯)
早月湯(さつき湯)は10:00〜21:00(最終受付20:30)まで営業しており、定休日は毎週木曜日です。
入浴料金は中学生以上400円、小学生以上200円、乳幼児は無料です。
適度な温度で、幅広い方が入りやすい湯加減といわれています。
外湯めぐりの回り方
3つの外湯は徒歩数分の範囲に集まっているため、1日で全て巡ることも可能です。
3つすべて入りたい方には「1日入湯券」がお得です。御前湯の券売機で購入でき、大人600円・小学生300円。発券後24時間以内であれば、御前湯・弥生湯・早月湯を何度でも利用できます(2027年3月30日まで販売予定)。
ただし定休日がそれぞれ異なるため、訪問日に営業している外湯をあらかじめ確認してから回るのがおすすめです。
最新の営業状況は、有福温泉ポータルサイトの公式情報でご確認ください。
日帰り入浴 or 宿泊、どちらがいい?
有福温泉は日帰り入浴でも十分に楽しめるエリアですが、宿泊すればより落ち着いた時間を過ごせます。

それぞれの特徴を紹介します。
日帰り入浴ができる施設
上述で詳しく解説した通り、外湯(御前湯・弥生湯・早月湯)はいずれも日帰り入浴が可能で、入浴料金はいずれも中学生以上400円、小学生以上200円、乳幼児は無料。
3湯すべて入りたい場合は、前述の1日入湯券(大人600円・小学生300円)もおすすめです。
また、旅館の中にも日帰り入浴プランを用意しているところがあります。
たとえば「ありふくよしだや」は日帰り入浴800円で利用できます(料金は変更される場合があるため、事前に公式サイトでご確認ください)。
宿泊するメリット・宿の特徴
宿泊すれば、朝夕2回の入浴や、ゆっくりと温泉街を散策する時間を確保できます。有福温泉の宿は大きく3タイプに分かれるため、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
昔ながらの温泉街らしさを楽しみたい方には、老舗旅館が向いています。
- 旅館ぬしや:昔ながらの原風景を感じさせる老舗旅館。落ち着いた雰囲気でゆっくり過ごしたい方向き
- 有福温泉 三階旅館:江戸時代から続く純和風旅館。もてなしを重視した滞在をしたい方向き
価格を抑えて気軽に泊まりたい方には、カジュアルな宿が向いています。
- ありふくよしだや:創業300年、自家源泉かけ流しの老舗宿。日帰り入浴・宿泊のどちらにも対応しており、気軽に有福温泉を体験したい方向き。素泊まり8,800円〜(税別)
- 宿 ロイノハコ:ドミトリーからスイートまで客室タイプが幅広く、一人旅からグループ旅行まで対応。ドミトリー4,000円〜、スイート10,000円〜
客室の設備や滞在そのものを楽しみたい方には、新しくオープンした宿が向いています。
- KAZENOKUNI IWAMI RESORT&STAYS(風の国):森の中で非日常感を味わえる複合リゾート。記念日や特別な旅行に向く。2食付き20,000円〜(1名)
料金・プラン内容は変更される場合があるため、宿泊を検討する際は必ず各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。
有福温泉のモデルコース(半日・日帰り)
半日で楽しむ外湯めぐりコース
10:00頃に有福温泉へ到着し、まずは御前湯へ。
やや熱めの湯でしっかり温まったら、石段の温泉街を散策します。
昼食は温泉街の食事処で済ませ、午後はもう一湯。
ゆっくり浸かりたい方は弥生湯、幅広い温度で入りやすい湯を選びたい方は早月湯がおすすめです。
14:00頃に出発すれば、午後から石見銀山など次の目的地へ向かえます。
日帰り入浴+温泉街散策コース
1日かけてゆっくり過ごしたい方には、外湯めぐりに加えて温泉街の写真撮影や、宿の日帰り入浴プランを組み合わせるコースがおすすめ。
夕方の提灯の明かりが灯る時間帯まで滞在すれば、昼と夜の異なる雰囲気を両方楽しめます。
1泊2日で温泉街をじっくり楽しむコース
1日目は外湯めぐりと温泉街の散策を楽しみ、宿にチェックインしてゆっくり過ごします。朝夕2回の入浴を楽しめるのは宿泊ならではです。
2日目は、朝の温泉街を散策してから石見銀山方面へ向かうプランがおすすめ。
時間に余裕を持って有福温泉を満喫したい方に向いています。
石見銀山など周辺観光とあわせて楽しむ
有福温泉は、世界遺産・石見銀山からもアクセスしやすい立地です。石見銀山観光の後に有福温泉で汗を流す、あるいは有福温泉に宿泊して翌日石見銀山を訪れるといった組み合わせ方ができます。

また、江津市中心部にある「江津本町甍街道」は、瓦屋根の町並みが続くレトロな景観が魅力のエリアです。有福温泉と合わせて訪れることで、江津市の異なる魅力を一度に楽しめます。
有福温泉についてよくある質問
- 有福温泉はどこにありますか?
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有福温泉は島根県江津市有福温泉町にあります。出雲空港からは車で約2時間、JR江津駅からは車で約20分、路線バスで約35分の場所です。
- 有福温泉は日帰りで楽しめますか?
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はい、日帰りで楽しめます。3つの外湯(御前湯・弥生湯・早月湯)はいずれも日帰り入浴が可能(各400円)で、3湯すべて入りたい場合は24時間以内何度でも利用できる1日入湯券(大人600円)もあります。旅館の中にも日帰り入浴プランを用意しているところがあります。
- 有福温泉はなぜ「美肌の湯」と呼ばれるのですか?
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アルカリ性単純温泉で無色無臭のやわらかい湯が特徴で、入浴後に肌がもちもちとした感触になるといわれていることから、古くから「美肌の湯」として親しまれてきました。
- 有福温泉は石見銀山と合わせて観光できますか?
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はい、有福温泉は石見銀山からもアクセスしやすい立地にあり、観光の後に立ち寄る、あるいは宿泊拠点にするといった組み合わせ方ができます。
