「鰐淵寺」
と書いて、何と読むか迷った方も多いのではないでしょうか。
正しくは「がくえんじ」と読みます。
出雲市の山あいに立つ天台宗の古刹で、紅葉の名所として知られています。
この記事では、紅葉の見頃や紅葉まつりの時期、出雲大社・出雲市駅・出雲空港からのアクセス比較、拝観時間や入山料、駐車場から本堂までの道のりまで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめます。
読み方から所要時間まで、この記事だけで鰐淵寺への訪問計画を立てられるようにまとめました。
鰐淵寺(がくえんじ)とは|読み方と594年創建の古刹
鰐淵寺は、出雲市別所町にある天台宗の寺院です。
「わにぶちじ」と読み間違えられることもありますが、正式には「がくえんじ」と読みます。
594年に開かれたと伝わる古刹で、平安時代末期には修験道の霊地として全国的に知られるようになったといわれています。
境内には千手観音菩薩と薬師如来(秘仏)を本尊とする根本堂のほか、寺内最古とされる釈迦堂、鐘楼、常行堂などが立ち並びます。
出雲大社から車で40分弱の距離にありながら、静かな山里の雰囲気の中で参拝できるのが鰐淵寺の魅力です。
| 正式名称 | 鰐淵寺(がくえんじ) |
| 宗派 | 天台宗 |
| 住所 | 〒691-0022 島根県出雲市別所町148(Google Map) |
| 電話番号 | 0853-66-0250 |
| 拝観時間 | 8:00〜17:00(入山受付は16:15まで) |
| 入山料 | 大人500円・中高生300円・小学生200円(団体20名以上は割引あり) |
| 創建 | 594年(伝) |
| 詳細・最新情報 | 出雲観光ガイド:鰐淵寺 |
最新の拝観時間や入山料は、上記の出雲観光ガイドでご確認ください。
下記のGoogleマップで、周辺の道路状況や広域での位置関係を確認できます。
拝観時間・入山料・所要時間の目安|本堂参拝のみ/浮浪の滝を含む場合
拝観時間は8:00〜17:00ですが、入山受付は16:15までです。
入山料は大人500円、中・高生300円、小学生200円で、20名以上の団体には割引があります。
所要時間は、どこまで見て回るかで変わります。
根本堂への参拝だけなら、駐車場からの往復の徒歩(後述)と参拝時間を合わせて40〜50分程度が目安です。
この場合は、入山受付終了(16:15)に間に合うよう、遅くとも15時半頃までに駐車場に到着すれば余裕を持って回れます。
境内奥にある浮浪の滝まで足を延ばす場合は、遊歩道を歩く時間が加わります。
本堂脇の石段の下から遊歩道を進むルートで、道のりの案内は情報源によって片道10〜20分程度とされており、道の状態や歩く速さによって前後します。
浮浪の滝まで往復するなら、根本堂の参拝と合わせて1時間〜1時間半をみておき、遅くとも15時前後には駐車場に到着しておくと、拝観終了(17:00)までに余裕を持って戻れます。
鰐淵寺の紅葉はいつが見頃?紅葉まつりの開催情報

鰐淵寺の紅葉は「いろはもみじ」で、山陰屈指ともいわれる紅葉スポットです。
仁王門付近から山上の根本堂にかけて、赤橙黄色に染まる紅葉のトンネルが続きます。
見頃は例年11月中旬頃とされています。
この時期には「鰐淵寺紅葉まつり」が開催されており、2023年は11月1日から11月30日までの1か月間行われました。
このときは、大型観光バスに限り、混雑が予想される特定の日(11月11日・12日・18日・19日・23日)のみ交通渋滞対策協力金(2,000円)が必要でした。
開催期間や協力金の有無は年によって変わるため、訪れる年の情報は出雲観光ガイドで事前に確認するのがおすすめです。

鰐淵寺以外にも、島根県内には由志園や松江城をはじめとした紅葉の名所が点在しています。
定番スポットから穴場まで比較したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

鰐淵寺へのアクセス|出雲大社・出雲市駅・出雲空港・雲州平田駅からの行き方比較
鰐淵寺は出雲市街地からやや離れた山あいにあり、公共交通の本数が少ないため、車での訪問が基本になります。
Googleマップの経路検索(2026年9月時点・通常時の目安。紅葉シーズンの混雑や渋滞は含みません)をもとに、主要な出発地からの車での所要時間をまとめました。
到着地点はいずれも鰐淵寺駐車場です。駐車場から本堂までの徒歩は別途かかります。
| 出発地 | 手段 | 所要時間の目安 | 主な経由 |
| 出雲大社 | 車 | 約38分(26.1km) | 国道431号 |
| JR出雲市駅 | 車 | 約41分(24.1km) | 国道431号 |
| 出雲縁結び空港 | 車 | 約35分(22.4km) | 県道250号 |
| 一畑電車 雲州平田駅 | 車 | 約24分(14.5km) | 県道250号 |
| 一畑電車 雲州平田駅 | バス | 約20分(本数少・後述) | 平田生活バス鰐淵線 |
出雲大社から向かう場合、山あいの道を進むため、カーナビの案内に沿ってゆっくり走行することをおすすめします。
いずれの出発地からも、鰐淵寺駐車場までの所要時間です。
そこから本堂までは徒歩での上り坂が続くため、次の「駐車場情報」もあわせてご確認ください。
公共交通の便が少ないため、レンタカーを利用する方も多くいます。
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公共交通(バス)で行く場合|運行本数と乗り換えの注意
車を使わない場合は、一畑電車北松江線の雲州平田駅から、出雲市の「平田生活バス鰐淵線」に乗り換えます。
運賃は片道200円、雲州平田駅から鰐淵寺駐車場までの乗車時間は20分ちょっとです。
ただし本数はかなり少なく、令和7年6月改正の公式時刻表(PDF)によると、平日は雲州平田駅発9:18・11:52・14:08・15:04・15:59の便が鰐淵寺駐車場を経由し、休日(土日祝)は11:19・14:28・17:15発の3便が経由します。
朝一番や夕方以降の便は鰐淵寺駐車場を経由しないルートを走ることがあり、休日17:15発の便は到着が17:38と入山受付終了(16:15)後になるため、参拝目的では使えません。
帰りの便も本数が限られ、時刻表上で鰐淵寺駐車場からの乗車がはっきり確認できるのは平日7:44発の1本のみです。
バスで往復する場合は、行き・帰りとも乗る便を事前に決めてから出発してください。最新の時刻表と帰りの便は、平田生活バスターミナル(0853-62-3015)に電話で確認するのが確実です。
駐車場情報|台数と紅葉期の変更
鰐淵寺の駐車場は通常30台程度まで無料で利用できます。
紅葉シーズンは参拝者が増えるため、駐車場の利用条件が変更される可能性があるといわれています。
紅葉シーズンに訪れる場合は、最新の駐車場情報を出雲観光ガイドで確認しておくと当日慌てずに済みます。
本堂までの参拝路|石段・上り坂の実際
鰐淵寺の駐車場から先は道幅が狭く、落石や倒木の危険があるため、一般車両は通行禁止となっています。
そのため、駐車場から本堂までは徒歩約15分の上り坂を歩くことになります。
山門をくぐってからも本堂まで長い石段が続くため、普段運動をしない方には軽い運動になる距離感です。
歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
小さなお子様連れや足腰に不安がある方は、休み休み進める余裕を持ったスケジュールで計画してください。
鰐淵寺の見どころ|根本堂・浮浪の滝・弁慶伝説
境内の中心となるのが根本堂で、千手観音菩薩と薬師如来(秘仏)が本尊として祀られています。
根本堂のほかにも、寺内最古とされる釈迦堂、鐘楼、常行堂などの歴史ある建物が並びます。
境内奥には「浮浪の滝」があります。
かつて修験者が集う場所として全国に知られていたと伝わり、滝の裏の洞穴には蔵王権現が祀られていたといわれています。
境内受付から谷川沿いの小道を進んで向かいますが、足場が滑りやすい危険な箇所があります。
過去に参拝道の崩落による全面通行止めがあったものの、現在は基本的に解除されています。
ただし現地は険しい地形のため、浮浪の滝まで足を延ばす場合は歩きやすい靴を選び、無理のない範囲で参拝してください。
鰐淵寺は、武蔵坊弁慶が若い頃に修業をしたという伝説が残る寺としても知られています。
境内の釣鐘には「寿永二年五月十九日」の銘が残っており、弁慶にまつわる言い伝えの一つとして紹介されています。
弁慶にゆかりのある「武蔵坊弁慶祭」は、毎年4月の最終日曜日に開催されています。
紅葉だけでなく、由緒ある建物や伝説をたどりながら参拝できるのも鰐淵寺の見どころです。
御朱印はもらえる?
鰐淵寺では御朱印をいただけます。
受付時間は8:00〜16:15で、17:00には退山する必要があります。
初穂料は現地の受付でご確認ください(一般的には300〜500円程度といわれています)。
出雲国神仏霊場(第2番)、中国観音霊場(第25番)、出雲三十三観音霊場(第3番)の札所になっており、お寺でありながら出雲大社と同じ様式の御朱印がいただけるのも特徴です。
オリジナルデザインの「基板アート御朱印帳」も授与されています。
お支払いは現金のみで、必ず本尊への参拝を済ませてから受付するのがマナーです。
一畑薬師など出雲市平田エリアと組み合わせるモデルコース
鰐淵寺がある出雲市平田エリアには、同じく古刹として知られる一畑薬師もあります。
両寺は車で約37分(24.2km)離れており、隣接しているわけではありませんが、どちらも駐車場から本堂まで坂や石段を歩く寺院のため、同じ日に2か所をまわる場合は、移動・参拝それぞれに体力と時間を見込んだスケジュールがおすすめです。
出雲大社から日帰りで訪れる場合は、午前中に出雲大社を参拝し、午後は鰐淵寺・一畑薬師のどちらか1か所に絞って紅葉や参拝を楽しむ組み方が現実的です。
一畑薬師の参拝作法や御朱印、出雲大社・出雲空港からのアクセス比較は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

鰐淵寺についてよくある質問
- 鰐淵寺の読み方は?
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「がくえんじ」と読みます。「わにぶちじ」と読み間違えられることもありますが、正式な読み方は「がくえんじ」です。
- 鰐淵寺の紅葉はいつが見頃ですか?
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例年11月中旬頃が見頃とされています。同じ時期に「鰐淵寺紅葉まつり」も開催されており、2023年は11月1日〜30日の開催でした。訪れる年の正確な開催期間は出雲観光ガイドで確認するのがおすすめです。
- 鰐淵寺の入山料はいくらですか?
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大人500円、中・高生300円、小学生200円です。20名以上の団体には割引があります。
- 車がなくても鰐淵寺に行けますか?
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一畑電車の雲州平田駅から出雲市の平田生活バス鰐淵線を使えば行けますが、本数がかなり少ないため、事前に時刻表を確認したうえで行き・帰りの便を決めておく必要があります。
- 駐車場から本堂までどれくらい歩きますか?
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徒歩約15分の上り坂で、山門から先は石段が続きます。駐車場から先は一般車両が通行禁止のため、歩きやすい靴での訪問がおすすめです。
- 鰐淵寺で御朱印はもらえますか?
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いただけます。受付時間は8:00〜16:15(17:00には退山)で、初穂料は現地の受付でご確認ください。お支払いは現金のみで、本尊への参拝を済ませてから受付します。
まとめ
鰐淵寺は「がくえんじ」と読み、594年創建と伝わる出雲市の古刹です。
例年11月中旬に見頃を迎える紅葉が魅力ですが、公共交通の本数が少なく、駐車場から本堂までも徒歩15分の上り坂があるため、時間と体力に余裕を持った計画が欠かせません。
拝観時間・入山料・アクセス手段を事前に押さえておけば、紅葉シーズンの鰐淵寺参拝を無理なく楽しめます。
