出雲大社へ参拝する際に、旅行者を悩ませるのがスーツケース(キャリーケース)などの手荷物ではないでしょうか。
ちょっとした参拝だからといって、スーツケースを持ったままで後悔した、という方も多いようです。
本記事では、スーツケースを持ったまま参拝できるかどうか、また手荷物を持たずに参拝する解決策をお伝えします。
【結論】スーツケースでの参拝は「禁止」ではないが、後悔します
本件、出雲大社に電話して問い合わせしてみました。
まず、スーツケースを持ったままの参拝を禁止しているわけではありません。
車椅子専用の舗装された通路が用意されているため、スーツケースをもったままでも参拝できなくはありません。
しかし、やはり参拝時にスーツケースを持ったままですと後悔することが多いと言わざるを得ません。
本殿参拝の際は階段を上ります
出雲大社に行ったら必ず参拝するであろう本殿。
こちらは大きめの段差の階段を7段上がります。
スーツケースをよっこらしょ、と持ち上げて、参拝している間も少し気にしなければいけません。
空いている時期ならばまだしも、混雑時では気にかかって、心落ち着いて参拝することが難しくなるでしょう。
実際に持っている人はいる?
実際にスーツケースを持ったまま参拝する人はいるかどうか?
答えはイエスですが、非常に少ないので、やや目立ちます。
七割以上の方が車で参拝に来られることが大きな理由です。
また、公共交通機関を利用の方も、事前に手荷物対策をした上で参拝に来られるようです。
身体だけじゃない!現地で冷や汗をかく「3つの精神的苦痛」
出雲大社をスーツケースを持ったまま参拝すると、「出雲大社の広さ」「スーツケースの音」「トイレ」など困る点がいくつかあります。
【距離】思いの外、出雲大社境内が広い
初めて出雲大社に来られる方が驚かれるのが、境内の広さ。
参拝には概ね、30分から1時間ほどかける方が多いですが、スーツケースを持った状態ではそれ以上時間がかかるはずです。
また、舗装された道路はあるものの、玉砂利のエリアを歩く際には苦労することもあります。
出雲大社には数多くの境内摂社(本殿以外にも祀られている神社)があります。
大変だからといって、摂社参拝を諦める…なんてことにもなるかもしれません。
【騒音】静寂な境内に響き渡る「ガラガラ音」の罪悪感
「人が多い時期はガラガラ音や混雑の中での移動が気になるので、できれば預けた方が安心」
といったように、口コミサイトには周りの目を気にする方の声が上がっていました。
プラスチックタイヤの振動音、まわりからの視線…特に混雑時には周りの方へ迷惑だと感じてしまう方が多いようです。
【トイレ】個室に入らない!用を足すたびに直面する「置き場所問題」
トイレの個室の狭さにスーツケースの置き場所に困ることもあります。
せっかく並んで入ったトイレにスーツケースが入らない。。。
そんな冷や汗をかく方も多いようです。
スーツケースのお預けサービスは?コインロッカーはある?
では、スーツケースを持ち運ばないようにするためにはどうしたらよいでしょうか?
いくつか対処法がありますので、状況に合ったものを検討してみてください。
- 手荷物配送サービスを利用する
- コインロッカーに預ける
- 宿泊先に事前に預ける
- 宿泊先に事前に配送しておく
出雲大社周辺の荷物お預けサービス
残念ながら今現在、出雲大社周辺で荷物のお預けサービスはありません。
【一畑電鉄】手荷物託送サービス

手荷物を一畑電鉄の一部の駅まで配送してもらえるサービスがあります。
有人駅(出雲大社前駅・電鉄出雲市駅・川跡駅・雲州平田駅・松江しんじ湖温泉駅)の営業時間内のみの取り扱いしていますので、条件があえばコインロッカーよりも便利になりそうです。
例えば、玉造温泉に宿泊される方は、こちらで預けて参拝した後、電鉄出雲市駅(※JR出雲市駅ではないので注意)で受け取ることもできます。
出雲大社周辺のコインロッカー
出雲大社周辺のコインロッカーは充実しています。
参拝後の予定に合わせて、近くのコインロッカーを利用しましょう。

お宿に荷物を預けておく・配送しておく
もし宿泊先に立ち寄れるのであれば、チェックイン前に荷物だけ預けておくことも検討してみましょう。
また、予め時間にゆとりがある場合などは、旅行前に宿泊先に宅急便で送っておくこともおすすめ。
家をでるところから手軽に旅を始めることができます。
それでも持ち歩くなら覚悟して!「舗装ルート」はあるのか?
「閑散期に行くから大丈夫!」
「小さなスーツケースだから気にしない。」
といったように、ここまでの内容が特に気にならない、という方。
念のため、以下のバリアフリーマップを確認しておいてくださいね!
まとめ:出雲大社参拝は「手ぶら」が基本!荷物を預けて身軽に歩こう
広大な敷地と長い砂利道が続く出雲大社では、スーツケースを引きながらの参拝は想像以上に大変です。
心静かに巡るためにも、大きな荷物は参拝前に預けてしまうのが鉄則です。
特に観光シーズンや土日は、アクセスの良い場所にある大型ロッカーから埋まっていく傾向があります。
「着いたらまず荷物を預ける」を行動の第一優先にしましょう。
事前に荷物のサイズと預け場所の目星をつけておけば安心です。
重い荷物から解放されて、身軽なスタイルで出雲大社での良いご縁を結ぶ時間をお楽しみください。
