「隠岐の島ウルトラマラソン」
家族や友人が出場する、あるいは大会そのものに興味があって、応援・観戦に行けないか調べている方も多いのではないでしょうか。
公式サイトやRUNNETに載っている情報は、エントリー方法やコース攻略などランナー向けのものが中心です。
この記事では、応援・観戦する立場から知っておきたい開催時期の目安、島までのアクセスと宿の確保、当日の応援方法、大会前後に楽しめる観光情報をまとめます。
現地で応援する場合と、遠隔で応援する場合のどちらにも対応できるよう整理しました。
隠岐の島ウルトラマラソンとは?「町民総出の応援」で知られる離島の大会
隠岐の島ウルトラマラソンは、島根県隠岐郡隠岐の島町(隠岐諸島・島後)で開催されるウルトラマラソン大会です。
主催は島根県隠岐の島町、主管は隠岐の島ウルトラマラソン実行委員会で、100kmの部と50kmの部の2種目があります。
定員は両部門合わせて1,000名です。

この大会の最大の特徴は、沿道の住民による応援です。
漁村や農村の子どもからお年寄りまでが沿道に立ち、ランナーに声援を送る光景が大会の名物になっていると言われています。
ランナーだけでなく、応援する側も町全体の雰囲気を体感できるのが隠岐の島ウルトラマラソンの魅力です。
詳しい大会概要は、隠岐の島ウルトラマラソン公式サイトでご確認ください。
前夜祭の会場・大会のゴール地点になる隠岐の島町総合体育館(レインボーアリーナ)の位置は、下記のGoogleマップで確認できます。
応援に行く?遠隔で応援する?まず決めたい2つの関わり方
隠岐の島ウルトラマラソンへの関わり方は、大きく分けて2通りあります。
ひとつは実際に隠岐へ渡って現地で応援する方法、もうひとつは配信などを通じて遠隔から応援する方法です。
島までの移動や宿泊の都合に合わせて、どちらの関わり方にするかをまず決めておくと、その後の準備がスムーズです。
前回(第19回)の大会は、2026年6月21日(日)に開催されました。
次回(2027年・第20回)の正式な開催日・大会要項は、現時点では未発表です。
前回のエントリー受付は1月下旬に始まっており、応援ツアーや宿泊に関する情報もその前後で公式サイトに掲載されました。
現地で応援するなら移動・宿の手配が、遠隔で応援するなら配信の確認だけで済むという違いがあるため、応援を計画している方は公式サイトの更新をこまめに確認しておくことをおすすめします。
島までのアクセスと宿の確保(現地で応援する場合)
往路と前夜祭
隠岐へは、七類港・境港からのフェリーや高速船(レインボージェット)、出雲縁結び空港・大阪(伊丹)空港からの飛行機(JAL)で渡ります。
前回(2026年)の大会前日は、フェリーおき(七類9:00発→西郷11:25着)、フェリーくにが(境港14:10発→西郷18:35着)、レインボージェット(七類16:50発→西郷17:59着)、JAL(出雲9:00発→隠岐9:30着、大阪(伊丹)13:45発→隠岐14:35着)といった便が運航していました。
通常期の運賃・所要時間の比較や、車を持っていく場合の判断材料は、こちらの記事で詳しく解説しています。

大会前日の夕方には、前夜祭が開かれます。
前回は17:30から約1時間、ゴール会場のレインボーアリーナで行われ、参加は無料でした。
ランナー以外の同伴者も入場できます。
前回の実績では、大会前日17時以降に隠岐へ到着する便では前夜祭に間に合わないとされており、当日夜に臨時の船便が出ることもありませんでした。
前夜祭から参加したい場合は、17時より前に到着する便を選んでおくと安心です。
なお、七類港には無料の大型駐車場が、境港には有料の大型駐車場があります。
西郷港から受付会場までは無料の送迎バスが運行しており、西郷港と隠岐世界ジオパーク空港の間は車で10分ほどです。
宿の確保
大会期間中は島内の宿が混み合います。
前回は、JTB西日本と隠岐旅工舎が宿泊・交通をセットにした公式応援ツアーを用意していましたが、いずれも申込上限に達し、早い段階で受付が終了しました。
公式ツアーの利用を考えている場合は、エントリー時期の発表と同時に早めに申し込むことをおすすめします。
公式ツアーが満席の場合は、自分で宿と交通を手配する方法もあります。
隠岐諸島の観光情報サイト「隠岐の島旅」でオンライン予約できる宿があるほか、サイトに対応していない宿は電話での問い合わせが必要です。
一般の宿泊予約サイトでも空室状況を確認できます。
往復の交通手段もあわせて、早めに空き状況を確認しておくと安心です。
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帰路
前回の資料では、大会2日後(6月22日)のダイヤとして、フェリーくにが(西郷8:30発→境13:20着)、レインボージェット(西郷8:54発→七類10:03着)、フェリーおき(西郷15:40発→七類18:05着)、JAL(隠岐10:00発→出雲10:30着、隠岐15:05発→大阪(伊丹)15:50着)が案内されていました。
大会当日の夕方以降に西郷港を出発する便があるかどうかは、応援を最後まで見てから日帰りできるかに直結しますが、上記の2日後ダイヤとは別に確認が必要です。
宿泊日数を決める前に、隠岐汽船の時刻表とJALの運航スケジュールを、大会開催日を指定して確認しておくことをおすすめします。
大会当日、どこで応援できる?観戦のルールと注意点
100kmの部は隠岐ポートプラザ前を午前5時にスタートし、50kmの部は水若酢神社前を午前11時30分にスタートします。
ゴールはどちらの部門もレインボーアリーナ前です。
制限時間は100kmが14時間30分、50kmが8時間00分です。
コース上には複数の関門が設けられており、前回の実績は次のとおりです。
関門の時刻は、選手がその地点を通過できる制限時刻であり、応援したい選手がちょうどその時刻に通過するという意味ではない点に注意してください。
| 地点 | 通過制限時刻 | 距離(100km/50km) |
| 第1関門 | 9:30 | 30.8km |
| 第2関門 | 12:15 | 48.4km |
| 第3関門 | 13:50 | 59.0km |
| 第4関門 | 15:30 | 70.8km |
| 第5関門 | 16:20 | 76.4km/26.4km |
| 第6関門 | 17:25 | 85.2km/35.2km |
| 第7関門 | 19:00 | 95.9km/45.9km |
| フィニッシュ | 19:30 | 100km/50km |
前回のコースは、五箇・中村・布施・都万といったエリアの道路を通過しており、沿道には壇鏡の滝、玉若酢命神社、隠岐国分寺、黒島展望台などの名所がありました。
ただし、年によってコースが変わる可能性があるため、次回のコースマップは大会公式サイトで確認してください。

観戦の際は、いくつか注意しておきたいルールがあります。
このコースには交通規制がなく、一般の車両も通行します。
一方で、コースは道幅が狭い区間があるため、自動車・自転車による選手への伴走(併走)は禁止されています。
コース上で特定の選手に物資を渡すなどの援助行為も禁止されており、違反すると失格の対象になります。
車での移動応援そのものも、大会関係車両や緊急車両の運行に支障をきたす恐れがあるとして推奨されていません。
沿道での声援そのものは問題ありませんが、伴走や特定選手への援助にあたる行為は避け、安全な場所から応援してください。

現地に行けない人はどう応援する?ライブ配信・応援naviアプリ
現地まで行けない場合でも、大会の様子を見ながら応援できる仕組みが用意されることがあります。
エントリーの受付窓口になっているRUNNETでは、大会によってランナーの現在地を確認できる「応援navi」のようなサービスを提供している例があります。
また、スタートやゴールの様子がインターネットで配信されることもあるようです。
隠岐の島ウルトラマラソンでの実施状況や視聴方法は、大会直前に公式サイト・公式SNSで告知されるため、そちらを確認してください。
大会前後に楽しめる隠岐観光
隠岐への来島にあわせて、観光を楽しむ方法もあります。
コース沿いの徒歩での応援とは別に、遊覧船でしか行けないローソク島も隠岐の名所のひとつです。
遊覧は4月から10月末まで運航しており、海から約20メートルの高さでそびえる奇岩に夕日が重なる景観が知られています。
利用には事前予約が必要で、料金は大人4,000円・小学生2,000円です。
八尾川を周遊するかっぱ遊覧船も同じく4月から10月末まで運航しており、乗船料は大人2,000円・小人1,000円、定員は11名です。
ローソク島の乗船場所や出航時刻の目安、水若酢神社・壇鏡の滝のアクセスなど、島後の見どころはこちらの記事でまとめて確認できます。

いずれも大会当日とは別日程での利用を基本に考え、運航時間や予約の可否は各予約窓口で確認してください。
応援だけでなく、前後の日程に余裕を持たせれば、隠岐ならではの景観もあわせて楽しめます。

隠岐の島ウルトラマラソンについてよくある質問
- 雨天でも大会は開催されますか?
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地震・風水害・降雪など悪天候時の開催縮小・中止については、その都度主催者が判断するとされています。荒天が予想される場合は、大会直前の公式サイト・公式SNSの発表を確認してください。
- 応援だけが目的でも隠岐に渡れますか?
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参加できるのはランナーとして登録した人に限られますが、応援・観戦だけを目的に隠岐へ渡ることは可能です。フェリー・高速船・飛行機のいずれも一般の利用者と同じように予約できます。大会期間中は宿が混み合うため、早めの手配をおすすめします。
- 応援ツアーに申し込めなかった場合はどうすればいいですか?
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JTB西日本や隠岐旅工舎の公式応援ツアーが満席の場合は、隠岐諸島の観光情報サイト「隠岐の島旅」で宿を探すか、対応していない宿へ直接電話で問い合わせる方法があります。往復の交通手段も早めにあわせて確保してください。
