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【2026年最新】出雲大社での神在祭はいつ?神在月の全日程スケジュールと見どころを徹底解説!

全国の天津神、国津神、八百万の神が出雲の地に集まる旧暦10月の神在月。
神在月の中でも、旧暦10月10日からの1週間は特別な1週間で神在祭と呼ばれ、出雲大社を中心に様々な特別な神事が執り行われます。
2026年は11月中旬から始まります。

当記事では、神在祭にあわせて出雲大社を訪れよう、と検討されている方向けに、神在祭の全日程の詳細、また見逃せない神事や注意点をお伝えします。
出雲地域の特別な1週間をぜひご堪能下さい!

目次

【結論】2026年(令和8年)出雲大社「神在祭」スケジュール

2026年の神在祭は、以下の日程で行われる予定です。
※スケジュールは出雲大社公式の発表より引用しています。

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日程神事・祭事内容
11月18日(水)神迎神事・神迎祭【夜】稲佐の浜で全国の神々をお迎えし、出雲大社へとお連れする神事。
11月19日(木)神在祭(かみありさい) 開始出雲大社で神々の会議(神議り)が始まります。この日から1週間、神々は境内の「十九社」に滞在されます。
11月23日(月)神在祭(中日)神在祭の期間中、複数回にわたり祭典が行われます。
11月25日(水)神在祭 終了・神等去出祭(からさでさい)【夕刻】神々が出雲大社からお立ちになる(出発される)神事。
12月4日(金)第二神等去出祭(万九千神社にて)神々が出雲の国から完全に去られる日にも、再び神等去出祭が行われます。

そもそも「神在祭(かみありさい)」とは?なぜ毎年日程が変わるの?

そもそも、なぜ神在祭は毎年日程が変わるのでしょうか?
それは、古来より日本では旧暦が使われていたからです。

旧暦とは月の暦。
月の満ち欠けにあわせて、新月から次の新月までを1ヶ月としていました。
神社における神事・祭事は「⚪︎月⚪︎日」と決まっており、例えば9月1日ですと、9番目の月の新月だったのです。
つまり、毎年神事の日の月の形は同じだったわけですね。
1日の神事は月明かりがなく、14日(おおよそ満月)は月明かりの夜に神事が執り行われていたのです。

明治時代に改暦が行われ、日本では新暦で生活をすることが一般的となりました。
そして、神社での神事・祭事の日程も新暦にあわせて、毎年同じ日付で神事を行うように変わったのです。

しかし、この神在祭のように、一部の神事は旧暦のままで行われています。
古来から続いている伝統を守っているのです。

先日、神迎祭に参加した際、ふと夜空を見上げました。
すると、半月から少し膨らみかけたお月様が輝いていました。
出雲大社の神在祭の起源は定かではありませんが、古来から月の満ち欠けを合図に神様をお迎えしていたのかもしれませんね。

絶対に見逃せない!主要神事スケジュールと見どころ

2026年の神在祭(かみありさい)は、旧暦の関係で平日が中心となる、少し珍しいスケジュールです。

しかし、だからこそ、例年以上の熱気と静謐さが入り混じる、特別な雰囲気が期待できます。
全国の神々が出雲に滞在される、この一週間だけの奇跡のような時間を、心ゆくまで体感してください。

【11月18日(水) 夜】神迎神事(かみむかえしんじ)・神迎祭

場所: 稲佐の浜(いなさのはま)→ 出雲大社 神楽殿

見どころ: 「神々が海からやってくる、神秘の瞬間」
全国の神々をお迎えする、神在祭の幕開けとなる最も重要な神事です。
日没後、真っ暗な稲佐の浜にかがり火が焚かれ、神職による厳かな神事が行われます。
波音と祝詞(のりと)が響き渡る幻想的な光景は、一生に一度は見ておきたいもの。

神事の後は、神々を先導する「神迎の道」の行列が、提灯の明かりとともに約1km離れた出雲大社へと向かいます。
この行列に静かに付き従い、神々と同じ空気を共有する体験は、何物にも代えがたい感動があります。

【11月19日(木) 〜 25日(水)】神在祭(かみありさい)期間

場所: 出雲大社 御本殿、十九社(じゅうくしゃ)

見どころ: 「神々が滞在する、特別な一週間」
この期間、神々は出雲大社の境内に滞在され、「神議り(かみはかり)」と呼ばれる会議を行います。
私たちの目には見えませんが、境内全体が普段とは異なる、張り詰めたような神聖な空気に包まれます。

【シマカン流・通な見どころ】 ぜひ注目してほしいのが、本殿の東西にある「十九社(じゅうくしゃ)」です。
ここは全国から集まった神々のための「宿舎(ホテル)」です。
普段は閉じられている扉が、神在祭の期間中だけ開け放たれ、神々がそこにいらっしゃることを示しています。
この期間だけの特別な光景を、ぜひ目に焼き付けてください。

【11月23日(月)・25日(水)】縁結大祭(えんむすびたいさい)

場所: 出雲大社 御本殿

見どころ: 「神々の会議中に、直接良縁を願う」
神在祭の期間中に、神々の会議の議題の一つである「縁結び」のご利益を願う、特別な祭りです。
この縁結大祭は、一般の参拝者が本殿の近くで参列できる貴重な機会です。
(※事前の申し込みが必要です。例年夏頃に詳細が発表されます)

神々が話し合いをしているまさにその時に、自分の良縁を直接お願いできるのですから、そのパワーは計り知れません。
恋愛だけでなく、仕事、人間関係など、あらゆる良いご縁を願う人々で賑わいます。

【11月25日(水) 夕刻】神等去出祭(からさでさい)

場所: 出雲大社 拝殿前

見どころ: 「神々を見送る、感謝と惜別の儀式」
一週間の会議を終えた神々が、出雲大社からそれぞれの国へとお帰りになる(出発される)神事です。
夕刻、神職が十九社に神々をお迎えにいき、拝殿にて神々を見送る儀式を行います。
白い布に覆われて移動される神々の姿に想いを馳せながら、祭りの終わりを感じる瞬間に立ち会います。

こうして、神々への感謝を伝えることで、神在祭の体験は完結します。

参拝前に知っておきたい!混雑状況と服装の注意点

神在祭の期間は、出雲大社が1年で最も特別な空気に包まれる時です。
しかし、全国から多くの参拝者が訪れるため、事前の覚悟と準備が不可欠です。
ここでは、快適な参拝のために絶対に知っておきたいリアルな情報をお伝えします。

【混雑状況】ピークを知り、賢く行動する

2026年の神在祭は平日が中心ですが、それでも特定の日は大変な混雑が予想されます。

最大のピークは「神迎神事」(11月18日 夕方〜夜)

稲佐の浜での神迎神事は、最も多くの人が集まる瞬間です。
浜辺は足の踏み場もないほどの人で埋め尽くされ、神事終了後の出雲大社への移動(神迎の道)は、普段なら徒歩15分の道のりが1時間以上かかることも珍しくありません。

「縁結大祭」の日と週末(11月21日〜23日)も要注意

縁結大祭が行われる11月23日(月・祝)や25日(水)、そしてその間の週末(21日・22日)は、日中を中心に境内が大変混雑します。
周辺道路の渋滞や駐車場の満車も常態化します。

  • 対策: 車でのアクセスは避け、公共交通機関(電車・バス)を利用しましょう。
    また、比較的空いている早朝(朝6時〜8時頃)の参拝がおすすめです。
    朝の清々しい空気の中、静かに神々と向き合える特権的な時間です。

神在祭の参拝後のスケジュールも余裕を持って

この時期の出雲大社周辺の道路状況は非常に混雑します。
普段ですと、出雲大社から玉造温泉までは1時間かかりませんが、神在祭の期間は2時間近くかかることもあります。

それぞれのお社で行列ができるため、参拝でも通常より時間がかかってしまいます。
予定を詰めすぎず、余裕を持ったスケジュールで動かれることをお勧めします。

【服装と持ち物】「山陰の冬」を甘く見てはいけない

11月下旬の島根は、すでに冬の入り口です。
特に日本海側特有の気候は、太平洋側とは全く異なります。

  • 「弁当忘れても傘忘れるな」
    これは山陰地方の有名な格言です。
    この時期は晴れていても急に冷たい雨やあられが降ることが日常茶飯事です。
    折りたたみ傘は絶対にバッグに入れておきましょう。
    風が強い稲佐の浜では、傘よりもレインコートの方が役立つ場合があります。
  • 真冬並みの防寒対策を
    昼間は暖かくても、日が落ちると気温は一気に下がります。
    特に夜の神迎神事や早朝参拝では、体の芯から冷えます。
    • 必須アイテム: 厚手のコートまたはダウンジャケット、マフラー、手袋、使い捨てカイロ。
      足元からの冷え対策に、厚手の靴下やブーツも有効です。
    • 服装: 脱ぎ着しやすい「重ね着(レイヤード)」が基本です。
  • 歩きやすい靴で
    出雲大社の境内は広く、砂利道も多いです。
    また、神迎神事に参加される方は、砂浜や暗い夜道を歩くことになります。
    ヒールや履き慣れていない靴は避け、スニーカーや歩きやすいブーツを選びましょう。

2026年、全国の神々が集う奇跡の1週間、神在祭へ!

しっかりとした準備が、神在祭での感動的な体験を支えてくれます。
万全の対策で、神々が集う出雲の地へお越しください。

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