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地元の神社マニア推奨!島根の「縁結び」神社巡り〜神話の舞台で本気の良縁祈願〜

地元の神社マニア推奨!島根の「縁結び」神社巡り〜神話の舞台で本気の良縁祈願〜

ご縁の地と言われる出雲地方で真っ先に思いつくのが出雲大社ではないでしょうか?
ただ、それだけで満足してしまうのは非常にもったいない話です。

島根に移住して早10年以上経ちました。
日々の穏やかな暮らしの中で、出雲の各地には神話の息吹が今もなお色濃く残っていると感じています。
出雲大社に負けず劣らずの強力なパワーを秘めた神社が点在しており、夫婦の絆を深める地、一途な恋を応援してくれる場所、そして時には新しい一歩を踏み出すための悪縁切りをする場所まで。。。

本記事では、毎年200社以上を参拝している神社マニアの私(移住者)が、観光だけでは気づくことのできない「縁結び旅」にぴったりな神社をご紹介します。
単なる観光で終わらせることなく、神様たちの壮大な物語に触れ、自分の心と向き合う……
そんな、心の旅にしていただきたい、と願ってお届けします。

目次

なぜ島根(出雲)が縁結びの地なのか?

島根が「ご縁の国」と呼ばれる最大の理由は、日本最古の歴史書『古事記』の舞台であることです。

特に有名なのが旧暦10月の神在月(かみありづき)。
全国から八百万の神々が出雲に集まり、翌年の人々の「運命」や「ご縁」について話し合う神議(かみはかり)が行われると伝えられています。

ここで語られるご縁とは、男女の結びつきだけではありません。
仕事、友人、そして人生を豊かにするあらゆる繋がりを指しています。
私自身、島根に移住して以来、あらゆる場所で「ご縁ですから」という言葉を耳にしてきました。

神話の時代から続くこの精神が根付いているからこそ、島根は訪れる人々にとって、新しい自分や大切な何かと巡り合える特別な場所となっているのです。

【夫婦愛の原点】スサノオとクシナダヒメを訪ねる

八岐大蛇(ヤマタノオロチ)神話をご存じでしょうか?
古事記にも記されるスサノオノミコトの冒険活劇ともいえるこのストーリーから出雲の縁結び旅はスタートします。

【日本初之宮】須我神社:三十一文字に愛を込めて。和歌発祥の地で新たな門出を

スサノオノミコトが生贄にされそうなクシナダヒメを助けるため、八つの頭を持つ大蛇・八岐大蛇を退治し、二人が結ばれる…という物語は、日本最古のラブストーリーと言えるでしょう。
そんな縁結びにぴったりの神社が雲南市大東町の「須我神社」。

命からがらヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトは美しい雲を見て、こう歌いあげました。

【和歌】八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を
(やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを)

【現代語訳】雲が幾重にも湧き立つ出雲の地で、大切な妻を隠し守るための幾重もの垣根。その見事な八重垣を私は造ったのだ。ああ、素晴らしいその八重垣よ。  


新しい生活を始める清々しいエネルギーに満ちていますよね。
ここはスサノオノミコトが日本で初めて和歌を歌った和歌発祥の地
そして、二人が日本で初めて居を構えた、言わば日本初之宮(にほんはつのみや)でもあります。
新たな門出を迎える方にぴったりの、初めて尽くしの神社なのです。

さらにシマカンならではのディープな情報を。
須我神社には裏手の八雲山の山中に奥宮がありまして、そこには夫婦岩とよばれる磐座(いわくら:巨石)が立ち並んでいます。
登山口までは車で5分程度、そこから10分ほど登ると、、、

まるで私たちに理想の家族を見せてくれるかのように、仲良く寄り添った夫婦とその間には子供まで。
磐座に手を合わせて、出雲のご縁に感謝してみるのも、縁結び旅の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

【夫婦愛の原点】八重垣神社:時を越えて芽吹く「枯れない愛」の象徴

スサノオノミコトとクシナダヒメが新婚生活を送ったとされる八重垣神社は、まさに縁結びの本拠地。
ここで必ず見ておきたいのが、神秘的な夫婦椿(めおとつばき)。

別々の根から生えた2本の木が、地上で1本の幹に結ばれた姿は連理(れんり)の椿と呼ばれ、二柱の深い絆を象徴しています。不思議なことに、この椿が枯れても、境内にはまた新しい夫婦椿が自然と生えてくると伝えられており、現在は3つの夫婦椿があなたを温かく迎えてくれます。

特に、資生堂のロゴマークのモデルになったという説もあるほど、その立ち姿は優美。奥の院にある「鏡の池」での占いが有名ですが、この連理の椿に手を合わせ、時を越えて受け継がれる枯れない愛のパワーをいただくのも、八重垣参拝の醍醐味です。

二人の物語が今も息づく境内で、あなただけの揺るぎないご縁を祈ってみてください!

【大国主命の恋物語】運命の相手と結ばれよう

出雲大社の主祭神・大国主命(オオクニヌシノミコト)は、多くの女神に愛された恋多き神様としても知られます。うらやましい!
その恋の足跡を辿る旅は、きっと多様な愛の形を教えてくれることでしょう。

【初恋の女神】八上姫神社:一途な想いと本質を見抜く「選ぶ力」を授かる

大国主命が最初に恋に落ちた女神、八上姫(ヤカミヒメ)を祀る神社です。
有名な神話「因幡の白兎」、ウサギによる仲介で結ばれた二人の物語。
八上姫は多くのライバルからの執拗な求愛を毅然と断り、心優しい大国主を選び抜きました。

この神社は、そんな姫の一途な愛と、表面的な条件に惑わされない本質を見抜く力を授けてくれる場所。
頭では分かってはいるのに、変な人を選びがち。。。そんな方におすすめしたいお社です。

場所は日本三大美人の湯、出雲市の湯の川温泉。旅館「湯元湯の川」の敷地内にこじんまりと鎮座しているのが八上姫神社です。
大国主命に恋した八上姫が、温泉で旅の疲れを癒し、さらに美しくなったという伝承から、縁結びや美肌祈願のスポットとして愛されています。 

打算のない純粋な恋を成就させたい方や、自分を心から大切にしてくれるパートナーを引き寄せたいと願う方にとって、心強い聖地となるはず。
祈りの後は、ぜひ湯の川温泉での湯浴みを。心も身体も美人になれるのはここだけ!

【ご縁の出発点】朝山神社:神々が最後に見守る出会いと再始動の地

大国主命と、美しき女神・真玉着玉之邑日女命(マタマツクタマノムラヒメノミコト)が出会ったとされるのが、ここ出雲市の朝山神社です。出雲の恋物語のなかでも、まさに出会いの瞬間を象徴する場所。
さらにこの地には、出雲大社(旧暦10月10日〜)よりも早い旧暦10月1日から10日まで、八百万の神々がここに集まって縁結びの会議を始めるとされています。

麓から車で5分ほど山を登った先に、ひっそりと佇む社殿。神話の息吹を今に伝える神秘的な静謐さに満ちていて、その空間にいるだけで心が清らかになっていくのを感じられます。
ここで祈願すべきは良縁のきっかけ。
新しい出会いやまだ見ぬ運命の糸を手繰り寄せたいとき、ここで手を合わせてみてください。
神々が集うエネルギーの余韻から、次の一歩を後押ししてもらうような力強ささえ感じられます。

都会の喧騒を忘れ、自然の呼吸と同調しながらご縁を祈る時間。特別な再始動の予感を与えてくれる神社となるはずです。

【最強のパートナーシップ】那賣佐神社:試練を越えた先の揺るぎない絆

大国主命の正妻であり、人生を共に切り拓いた最強のパートナー・須勢理姫(スセリヒメ)を祀るのが出雲市の那賣佐(なめさ)神社です。
須勢理姫は、父スサノオから与えられる数々の過酷な試練を、知恵と勇気で大国主と共に乗り越えた「愛と自立の女神」。
天に向かって真っすぐ伸びる本殿脇の名木ムクロジや、神域へと続く長く険しい石段は、二人が共に歩んだ道のりの力強さを感じさせます。

「なめさ」の地名は岩の上をなめらかに流れる渓流を夫婦で眺めて感動した言葉からきているそう。
非常に情緒的なエピソードですが、二人が岩屋で愛を確かめ合ったという伝説も残っており、単なる愛情を超えた、運命共同体としての深い絆が感じられないでしょうか。

ここで願うべきは、激しい恋というよりも、日々の景色を共に愛でるような穏やかで円満な関係でしょう。
大切な人と手を取り合い、険しい階段を一歩ずつ登るように、なめらかで揺るぎない絆を築きたい……そんな願いを持つ方に、夫婦神が寄り添うこの地は、温かな力を貸してくれるはずです。

【リセットと再出発】悪縁を断ち、良縁を呼び込む

悪縁切りで不要な執着を断ち、その足で新たな縁を結ぶ。
一度心をリセットしてから新たな縁を願う「デトックス参拝」こそが良縁への近道と言えます。
しがらみを脱ぎ捨て、真っさらな心で最高の運気を引き寄せましょう。

【断ち切り、そして結ぶ】宇美神社・縁結神社:手放す勇気が、新しい幸せを呼び込む

良縁を呼び込むために、時には手放す勇気も必要。
出雲市平田町にある宇美神社は、知る人ぞ知る悪縁切りの名社。
主祭神の布都努志命(フツヌシノミコト)は、あらゆる障害を断ち切る剣の神様です。人間関係だけでなく、自分の中の悪い習慣や未練など、新しいご縁を阻むものを断ち切ることで、停滞していた運気が一気に回り始めます。

心を整えた後はすぐ近くの縁結神社へ必ず訪れてください。
その名の通り、良縁を結ぶことに特化した珍しい神社。
一度リセットされた真っさらな心で、改めて今の自分に本当に必要なご縁を願う。

この「断ってから結ぶ」という一連の流れこそが、縁結び旅をより豊かにする秘訣。
過去のしがらみを脱ぎ捨て、清々しい自分で新しい一歩を踏み出したいあなたにおすすめします!

【美と対照の姉妹神】田中神社:自分にぴったりの幸せを導く「断縁」と「良縁」

松江市の佐太神社の摂社である田中神社には、全国的にも珍しい背中合わせに建てられた二つの社殿があります。
ここに祀られているのは、容姿端麗で桜のように美しい妹神・木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)と、岩のような不変の生命力を持つ姉神・磐長姫(イワナガヒメ)という、実に対照的な性質を持つ姉妹神です。

東の社に祀られるコノハナサクヤヒメは良縁結びや安産を司り、西の社に祀られるイワナガヒメは悪縁切りの神様として信仰されています。
神話では、姉のイワナガヒメはその醜い容姿を理由に送り返されるという悲しい扱いを受けますが、ここではその力が、
「今の自分にとって不要な縁を断ち、真のご縁を長続きさせる」
というポジティブな守護へと転じられているんです。

華やかな良縁を願う前に、まずは姉神の力で心の中の執着や不要なものを手放し、スペースを作りましょう。
そして妹神の力で、自分にふさわしいご縁を招き入れてください。
この二社が背中合わせであるからこそ、表裏一体の再生のエネルギーが生まれます。
今のあなたにとって本当に大切にすべきご縁とは何か、静かに自分に問いかける特別な参拝になるでしょう。

【最強のセット参拝】「両詣り」で運気を最大化

出雲大社の主祭神・大国主命(親)と美保神社の主祭神・事代主命(コトシロヌシノミコト・子)を併せて巡る両詣りは、島根に伝わる伝統的な参拝作法の一つです。
全国に存在するえびす様の総本宮である美保神社を訪れることで、結ばれたご縁をより現実的で強固なものへと変えていきましょう。

【最強のセット参拝】美保神社:出雲大社との「両詣り」で、願いを盤石なものに

島根半島の東端、美保関に位置する美保神社は、島根半島西部にある出雲大社と対をなす重要な聖地です。
祀られているのはえびす様として親しまれる事代主命と、大国主命の后である三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)。
古くから「出雲大社だけでは片参り」と言われ、親神様(大国主)と子神様(えびす様)の両方を参拝する両詣りを行うことで、ご縁がより確かなものになると伝えられてきました。

古くから北前船の寄港地として栄えた美保関町。
そこに残るのは、かつては船の荷物を運ぶ大八車が行きかっていた青石畳通りのノスタルジックな風景。
潮風と静寂が混ざり合う、港町ならではの穏やかな空気が境内まで流れてきます。
三穂津姫命は五穀豊穣や夫婦和合の神様でもあり、出雲大社で願った広大なご縁を、より日常に根ざした強固な絆へと育ててくれることでしょう。

両詣りによる二つの大きなパワーでご縁を結び、あなたの縁結び旅を締めくくってみませんか。

神話の舞台・島根で「縁結び」神社巡りを!

島根の縁結びは、出雲大社を起点に各地の神話ゆかりの地を巡ることで、より豊かで確かなものになります。それぞれの神社に宿る神様たちの物語を知れば、あなたの旅はもっと特別なものになるはずです。

次は、出雲参拝をよりスムーズにするためのコツや、季節ごとの見どころをチェックしてみませんか?
以下のガイド記事を参考に、あなただけの「最高の縁結び旅」を計画してみてください。

参拝のタイミングに迷っていたら➡【旅館スタッフ解説】出雲大社はいつ行くのがいい?ベストシーズン・時間帯・混雑・ご利益まで完全ガイド

旅行全体の計画を立てるなら➡ 【2026年】島根観光のベストシーズンはいつ?現地民が教える季節別・目的別おすすめタイミング

神在祭への参加を検討するなら〖2026年最新〗神在祭はいつ?出雲大社の全日程・見学・混雑・服装ガイド

宿泊エリアを選ぶなら➡出雲大社への旅、どこに泊まる? 土地勘ゼロでも失敗しない「3つの滞在スタイル」の選び方

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