島根県雲南市にある須我神社は、「日本初之宮」と伝えられる古社です。
本社だけでなく、八雲山の中腹にある奥宮まで参拝する「二宮詣で」の習わしがあり、参拝者の多くがこの形式で訪れています。
この記事では、奥宮までの道のりと所要時間、御朱印の受け取り方、出雲大社・松江からのアクセスと駐車場情報をまとめました。
須我神社とは?「日本初之宮」の由緒とご利益

須我神社は、須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した後にこの地に宮を造り、「吾が御心清々し(あがみこころすがすがし)」と述べたことが名前の由来と伝えられています。
この故事にちなみ、須我神社は「日本初之宮」と呼ばれています。
また、須佐之男命がこの地で詠んだとされる「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」は、日本最古の和歌として古事記・日本書紀に伝わっています。
そのため須我神社は「和歌発祥の地」としても知られています。
これらはいずれも神話・伝承として伝えられている内容です。
御祭神は須佐之男命・稲田比売命(いなだひめのみこと)と、その御子神である八島野命(やしまぬのみこと)です。
結婚や農業にまつわる神話から、縁結び・五穀豊穣のご利益があるといわれています。
由緒やご利益の詳細は、須我神社公式サイトで確認できます。
本社だけで良い?二宮詣で(奥宮参拝)を選ぶための比較
須我神社には、本社と奥宮(八雲山中腹の夫婦岩)を両方参拝する「二宮詣で」という習わしがあります。
| 本社のみ | 二宮詣で(本社+奥宮) | |
|---|---|---|
| 移動範囲 | 境内のみ | 境内+八雲山の山道 |
| 必要な体力 | 通常の参拝と同程度 | 山道を徒歩往復(片道約15分)できる体力 |
| 参拝できる場所 | 本社のみ | 本社+奥宮(夫婦岩) |
山道を歩く体力と時間に余裕があれば、奥宮まで参拝する二宮詣でがおすすめです。同行者の体力に不安がある場合は、本社のみの参拝も選択肢になります。
【二宮詣でモデルコース】奥宮までの道のりと所要時間

二宮詣では、次の流れで回ります。
①本社を参拝 ②本社から登山口まで移動(車で約2km・約5分) ③登山口から奥宮まで山道を徒歩(片道約15分) ④奥宮を参拝 ⑤徒歩で登山口へ戻る(片道約15分) ⑥車で本社へ戻る。
徒歩区間は往復で約30分が目安です(歩く速さには個人差があります)。
参道の途中には、清めの湧き水「神泉坂根水(しんせんさかねすい)」や、60基の歌碑・句碑が並ぶ「文学碑の径」があります。
奥宮までの道は舗装されておらず、木の根が階段代わりになっている箇所や急な階段があります。歩きやすい靴で参拝することをおすすめします。
登山口から奥宮までの間にトイレはありません。参拝前に済ませておくと安心です。
本社の参拝・社務所の受付時間は8:30〜17:00です。
奥宮自体に時間の案内はありませんが、日没後は足元が見えにくくなるため、明るい時間帯に参拝を終えられるよう出発してください。
雨天・積雪期に参拝するなら
本社への参拝は、雨天・積雪期でも通常通り行えます。
一方、奥宮への参道は山道のため、積雪時には通行が難しくなる場合があります。
冬季に奥宮まで参拝する予定がある場合は、事前に須我神社(電話:0854-43-2906)へ状況を確認することをおすすめします。
須我神社の御朱印(本社・奥宮)
奥宮の御朱印も、本社の社務所でいただけます。
初穂料は300円、受付時間は8:30〜17:00です。
二宮詣でをする場合は、奥宮の参拝を終えて本社へ戻ってから御朱印をいただくとスムーズです(編集部の提案です)。
須我神社の御朱印帳は令和元年に新調されたもので、見開きに「五福祥来(ごふくしょうらい)」の文字が入っています。
長寿・富・貴・康寧・子孫衆多という5つの福が集まるという意味が込められています。
出雲大社・松江からのアクセス【所要時間比較表】
出雲大社・松江・出雲空港・JR出雲大東駅から須我神社までの所要時間を、Googleマップのルート検索(2026年9月28日確認)で調べました。
数値は交通状況によって変動する目安としてご利用ください。
出雲大社・出雲空港からは公共交通機関のルートが表示されなかったため、車での移動が基本になります。
| 出発地 | 交通手段 | 所要時間・距離 | 経由・備考 |
|---|---|---|---|
| 出雲大社 | 車 | 約1時間・42.6km | 県道24号経由 |
| 松江駅 | 車 | 約25分・15.4km | 県道24号経由 |
| 松江駅 | 公共交通 | 約55分 | 山陰本線+雲南市民バス「大東松江乃木線」 |
| 出雲空港 | 車 | 約34分・26.6km | 県道24号経由 |
| JR出雲大東駅 | 車 | 約14分・9.6km | 県道24号経由 |
| JR出雲大東駅 | 公共交通 | 約21分 | 大東松江乃木線バス(須賀集会所バス停下車、徒歩3分) |
公共交通機関を利用する場合は、雲南市民バス「大東松江乃木線」の運行本数や最終便を事前に確認しておくと安心です。
時刻表は雲南市民バス時刻表(雲南市公式サイト)で確認できます。
駐車場情報
本社には無料駐車場があり、普通車50台・バス3台分の駐車スペースがあります。
奥宮への登山口にも、約10台分の駐車スペースがあります。
行事や紅葉の時期など混雑が予想される日は、早めの時間帯に参拝すると駐車しやすくなります。
参拝後に周辺を回るなら|雲南市内の組み合わせスポット
須我神社がある雲南市には、ほかにも見応えのあるスポットがあります。
龍頭が滝は、日本の滝百選に選ばれている名瀑です。

加茂岩倉遺跡は、大量の銅鐸が出土したことで知られる史跡です。

参拝後の体力や時間に余裕があれば、あわせて訪れてみてください。
尾原ダムでは、年に一度、普段は立ち入れないダム下流広場で放流を間近に見られるイベントが開かれています。
道の駅おろちの里や、2026年9月に再開した佐白温泉「長者の湯」と組み合わせた回り方は、次の記事で紹介しています。

須我神社・龍頭が滝・加茂岩倉遺跡に尾原ダムを加えた4スポットのアクセス比較や位置関係、スポット間の移動時間は、雲南市観光ガイドにまとめています。

須我神社の参拝とあわせて、雲南市内や近隣エリアで宿泊を検討する場合は、下記から空室状況をチェックできます。
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須我神社についてよくある質問
- 奥宮の御朱印はどこでもらえますか?
-
奥宮の御朱印も、本社の社務所でいただけます。受付時間は参拝時間と同じ8:30〜17:00です。
- 奥宮までは歩きにくいですか?子連れでも行けますか?
-
奥宮までの参道は舗装されておらず、木の根が階段代わりになっている箇所や急な階段があります。歩きやすい靴での参拝をおすすめします。同行者の体力に不安がある場合は、本社のみの参拝も選択肢になります。
- 須我神社の駐車場は何台停められますか?
-
本社に無料駐車場が約30台分あります。奥宮の登山口にも約10台分の駐車スペースがあります。
- 雨の日や雪の日でも参拝できますか?
-
本社への参拝は通常通り可能です。ただし奥宮への参道は積雪によって通行が難しくなる場合があるため、冬季に奥宮まで行く予定がある場合は事前に須我神社(0854-43-2906)へ確認することをおすすめします。
