鳥取砂丘の隣にある「砂の美術館」は、砂でつくった像を展示する美術館です。
砂丘を歩くだけで十分か、有料でも入るかで迷う方は少なくありません。
この記事では、2026年の会期・入館料・割引・砂丘との回り方・行き方を、公式サイトで確かめた内容にもとづいて整理しました。
2026年は「砂で世界旅行・スペイン」を、2027年1月3日まで開催しています。
開館時間は9:00〜18:00(最終入館17:30)、入館料は一般800円・小中高生400円です。
砂像は会期が終わると崩して砂に戻すため、今年の展示を見られるのは会期中だけです。
砂の美術館は入る価値がある?向いている人・向かない人

砂の美術館は、2012年に誕生した世界初の砂像専門の屋内展示施設です。
世界トップクラスの砂像彫刻家が作品をつくり、「砂で世界旅行」をコンセプトに毎年テーマを変えて展示しています。
会期が終わると作品はすべて崩して元の砂に戻し、次の制作に使います。
館内は3階建てです。
2階の展示室で作品を見たあと、3階の通路から上から眺められます。
エレベーターもあり、車椅子やベビーカーのまま入れます。
入るかどうかは、次の目安で決めると迷いにくくなります。
| 向いている人 | 向きにくい人 |
|---|---|
| 砂の彫刻そのものに関心がある方 | 砂丘の景色と散策だけが目的の方 |
| 会期中だけの展示を見ておきたい方 | 砂丘に使える時間が短い方 |
| 雨の日の過ごし方も用意しておきたい方 | 館内で食事や休憩をしたい方(館内に飲食店はなく、飲食も禁止です) |
| 子ども連れや、砂の上を長く歩きにくい方 | — |
砂丘と同じ日に、屋内で見られる展示を1つ足したい方には、組み込みやすい施設です。
入館料・割引・チケットの買い方|鑑賞パスポートは何回で元が取れる?
入館料は次のとおりです(公式サイトの営業案内より)。
| 区分 | 一般 | 小・中・高校生 |
|---|---|---|
| 個人 | 800円 | 400円 |
| 団体(20名以上) | 600円 | 300円 |
| 鑑賞パスポート | 1,400円 | 700円 |
小学生未満(未就学児)は無料です。
当日の入館券は、1階の券売所で買います。
鑑賞パスポートは「同じ会期中に2回以上」で得になる
鑑賞パスポートは、会期中なら何度でも入館できるパスポートです。
一般は800円を2回払うと1,600円になるため、2回目の入館でパスポート(1,400円)のほうが安くなります。
小中高生も、400円を2回払うと800円になり、パスポート(700円)のほうが安くなります。
パスポートは署名した本人だけが使え、貸し借りや転売はできません。
購入場所は砂の美術館の売店で、受付用紙に記入し、料金を払ってパスポートに署名します。
旅行で1回だけ訪れる方は、通常の入館券で足ります。
障がい者手帳・WEBチケット・まちなかクーポン
- 障がい者手帳を提示すると、本人と介護者1名が無料です(「ミライロID」アプリにも対応しています)。
- WEBチケットは、じゃらん.net・アソビュー・楽天トラベル・「麒麟のまちを満喫!旅の素材予約サイト」で購入できます。
- 来館者には、館内で「まちなかクーポン」が配られます。入館料の割引ではなく、鳥取駅周辺や市街地の参加店で使えるクーポンです。
まちなかクーポンは、1人(または1組)につき1枚で1回のみ利用できます。
ほかのクーポンとは併用できず、条件は店ごとに異なります。
配布は数量限定のため、予定より早く終わる場合があります。
最新の料金は砂の美術館の営業案内で見られます。
2026年の展示と入れる日|スペイン展は2027年1月3日まで無休

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示 | 第17期「砂で世界旅行・スペイン」(駐日スペイン大使館が後援) |
| 会期 | 2026年4月24日(金)〜2027年1月3日(日) |
| 休館日 | 年末年始も含めて無休 |
| 開館時間 | 9:00〜18:00(最終入館17:30) |
| 次回の展示 | 第18期「砂で世界旅行・シルクロード」2027年4月23日(金)〜2028年1月3日(月) |
2027年1月4日〜4月22日は、第17期と第18期の間にあたります。
公式サイトのよくある質問では、次回展示の砂像制作と館内整備のため、会期と会期のあいだは例年休館になると案内されています。
時期は毎年異なるため、冬から春に訪れる方は営業案内で会期を見てから日程を組みましょう。
スペイン展を見られるのは2027年1月3日まで、年末年始も開館しています。
所要時間と砂丘との回り方|松江から車で行く1日の時間割
館内の見学時間は、解説を読むか、写真を撮るか、混み具合でどう動くかによって変わります。
そこで、見学時間を30分・60分・90分と仮置きして、1日の時間割を逆算しました。
前提は次のとおりです。
- 松江から鳥取砂丘までは、車で約2時間12分(約122km)が目安です。
- 砂丘の入口から馬の背まで往復する時間は、約1時間が目安です。
- 砂の美術館は砂丘に隣接しています。美術館前の駐車場と展望駐車場は無料です。
砂丘の歩き方や服装は、鳥取砂丘の基本をまとめた鳥取砂丘観光ガイドで解説しています。
9時の開館に合わせて入る場合
松江を6時半ごろに出ると、8時45分ごろに着く計算です。
開館の9:00に入館し、その後に馬の背を往復すると、次の時刻になります。
| 美術館の見学時間(仮置き) | 退館の時刻 | 馬の背往復(約1時間)の後 |
|---|---|---|
| 30分 | 9:30 | 10:30 |
| 60分 | 10:00 | 11:00 |
| 90分 | 10:30 | 11:30 |
砂丘周辺のレストランは、11:00〜14:00の営業が基本です。
見学時間が30分の場合は10:30に馬の背から戻るため、営業開始まで少し間があります。60分と90分の場合は、戻ったところで昼食に入れる計算です。
食事は先にするか歩いたあとにするかで店選びが変わるため、鳥取砂丘周辺のランチの記事で受付時刻から逆算して整理しています。

昼前後に着く場合
松江を9時ごろに出ると、11時15分ごろに着く計算です。
最終入館は17:30なので、昼食のあとに砂の美術館を見ても入館時刻に余裕があります。
帰りも松江まで2時間強かかるため、砂丘を出る時刻から逆算して、美術館に入る時刻を決めましょう。
日帰りでは時間が足りない場合は、出雲大社と砂丘をつなぐ周遊の組み方が役立ちます。
泊まる場所や、レンタカーの乗り捨てまで、次の記事で整理しています。

美術館は屋内なので、砂丘で体力を使う前でも後でも、予定の空いた時間に差し込めます。
雨・暑さ・寒さのときの判断
砂の美術館は屋内展示施設なので、雨の日でも作品を見て回れます。
雨で砂丘の足元が悪い日は、美術館を先に見て、天気の様子を見ながら砂丘へ向かう組み方もできます。
ただし、展示室は作品を守るために、外気温に近い状態で展示されています。
夏は冷房の効いた涼しい場所とは限らず、冬は防寒が必要です。
館内は飲食禁止ですが、蓋付きの水筒やペットボトルは持ち込めるため、暑い日は水分を持って入りましょう。
冬の砂丘そのものの寒さや雪の状況は、冬の鳥取砂丘の記事にまとめています。

行き方と駐車場|車・鳥取駅からバス
| 手段 | 所要時間の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 車(松江から) | 約2時間12分(砂丘まで) | 約122km |
| 車(米子から) | 約1時間40分 | 公式サイトの案内 |
| 車(鳥取西IC・鳥取ICから) | 約15〜20分 | 鳥取西ICのほうがやや近いと案内されています |
| JR鳥取駅から路線バス | 約21分 | 「砂の美術館前」で降りて徒歩1分 |
| JR鳥取駅から観光周遊バス「ループ麒麟獅子」 | 約20分 | 土日祝のみ運行 |
| JR鳥取駅からタクシー | 約15〜20分 | 帰りはタクシーが常駐していないため、電話で呼ぶと10〜15分で来る案内です |
| 鳥取砂丘コナン空港からタクシー | 約20分 | 直通バスはなく、鳥取駅経由かタクシーです |
バスの時刻は運行会社の案内でご確認ください。
各手段の案内は砂の美術館のアクセスページにもまとまっています。
駐車場は2か所、どちらも無料
美術館前駐車場(34台)と展望駐車場(184台)の2か所があり、どちらも無料です。
どちらも予約制ではなく先着順で、繁忙期は満車になることもあります。
展望駐車場に停めた場合は、サブゲートから入れる時間帯があります。
| 曜日 | サブゲートの利用時間 |
|---|---|
| 平日 | 10:00〜15:00 |
| 土日祝 | 9:00〜16:00 |
この時間以外は、メインゲートから入ります。
平日の朝9時台に着く場合は、サブゲートがまだ開いていない点に注意しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 鳥取砂丘 砂の美術館 |
| 住所 | 〒689-0105 鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17 |
| 電話番号 | 0857-20-2231 |
| 公式サイト | 鳥取砂丘 砂の美術館 |
入館前に知っておきたい館内ルール
- 撮影:個人の撮影(写真・動画)は見学中にできます。SNSへの投稿も可能です。商用利用、ライブ配信、三脚の使用は禁止です。
- 飲食:館内は飲食禁止です(蓋付きの水筒・ペットボトルを除く)。館内に飲食店はありません。
- ペット:入館できません(身体障がい者補助犬は入館できます)。
- 車椅子・ベビーカー:そのまま入れます。無料の貸出もありますが、先着順で事前の予約はできません。
- 禁煙:敷地内は全面禁煙です。
- 売店:オリジナルグッズと地元のお土産を販売しています。
館内で食事ができないため、見学の前後に昼食を入れる流れで計画しましょう。
歩いて行ける店は、前述の鳥取砂丘周辺のランチの記事で比較しています。
砂の美術館についてよくある質問
- 砂の美術館の入館料はいくらですか?
個人は一般800円、小中高生400円です。小学生未満は無料です。20名以上の団体は一般600円、小中高生300円になります。
- 2026年の砂の美術館に休館日はありますか?
第17期の会期(2026年4月24日〜2027年1月3日)は、年末年始も含めて無休です。会期と会期のあいだは次回展示の準備のため例年休館になり、時期は毎年異なります。
- 雨の日でも見学できますか?
屋内展示施設なので、雨の日でも見学できます。ただし展示室は外気温に近い状態のため、寒い時期は防寒をしてお出かけください。
- 鳥取駅から砂の美術館まで、バスでどれくらいかかりますか?
路線バスで約21分、「砂の美術館前」から徒歩1分です。土日祝は観光周遊バス「ループ麒麟獅子」も約20分で行けます。
- 鳥取砂丘と砂の美術館は、あわせて何時間くらい見ておけばよいですか?
馬の背までの往復が約1時間で、美術館の見学を30分〜90分と仮置きすると、合計は約1時間半〜2時間半です。駐車や歩いての移動、入館の待ち時間、昼食は含まれていないため、その分を足して計画してください。詳しい組み方は鳥取砂丘観光ガイドでも解説しています。
まとめ
砂の美術館は、2027年1月3日までのスペイン展を、年末年始も含めて無休で見られます。
入館料は一般800円・小中高生400円で、鑑賞パスポートは同じ会期中に2回以上入る方向けです。
松江から行く場合は、9時の開館に合わせて入ると、馬の背の往復と昼食まで1日に収まります。
朝9時の開館に合わせて着けるなら、先に美術館、次に馬の背、最後に昼食の順で組むと、昼食の時刻に収まりやすくなります。
砂丘側の歩き方や服装、ベストシーズンは、鳥取砂丘の基本をまとめた記事で解説しています。

砂丘で体験を足すかどうか迷う方は、ラクダ乗りの判断材料もあわせてご覧ください。

