「出雲大社の巨大なしめ縄は、どこにあるの?」
「拝殿で見たしめ縄と、写真で見るしめ縄は同じもの?」
「お賽銭が挟まっているけれど、自分もやっていいのか分からない」
この記事では、出雲大社のしめ縄(注連縄)がある場所、大きさ、2026年7月の架け替え、撚りの向き、お賽銭の扱い、撮影のコツ、作っている飯南町への寄り道までをまとめます。
写真で有名な日本最大級のしめ縄は、御本殿や拝殿ではなく神楽殿にあります。まずは3か所のしめ縄の違いから見ていきましょう。
出雲大社の大しめ縄は「神楽殿」にある|拝殿・御本殿との見分け方
出雲大社の境内には、しめ縄を見られる場所が複数あります。
神楽殿は境内の西側にあり、正面に大注連縄が掲げられています(出雲大社公式サイトにも神楽殿の大注連縄の紹介があります)。
拝殿にも大きなしめ縄がありますが、写真でよく見かける巨大なしめ縄は神楽殿のものです。
| 場所 | しめ縄の目安 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 神楽殿 | 長さ約13m・重さ約5トン前後(数値の見方は次の章を参照) | 境内西側の広い建物。正面に横長の巨大なしめ縄。前庭に国旗掲揚塔がある |
| 拝殿 | 長さ約6.5m・重さ約1トン(出雲観光協会の案内より) | 松の参道を抜け、銅の鳥居をくぐった正面。二礼四拍手一礼で参拝する場所 |
御本殿は拝殿の奥にあり、一般の参拝は八足門の前から行います。比べるしめ縄は、拝殿と神楽殿の2か所と考えて問題ありません。
拝殿のしめ縄を見て「思っていたより小さい」と感じる方もいますが、
日本最大級といわれる大しめ縄を見たいときは、拝殿とは別に神楽殿へ足を向ける必要があります。
神楽殿側の駐車場から入ると神楽殿だけで満足しがちなので、拝殿・御本殿側もあわせて参拝するのがおすすめです。
大きさ・重さは?2026年7月の架け替えと新旧の数値の見方
神楽殿の大しめ縄は数年に一度、新しいものに架け替えられます。
2026年は、7月20日に島根県飯南町で「大撚り合わせ」が行われ、7月21日に出雲大社へ奉納・架け替えられました。8年ぶりの架け替えとされています。
大きさについては、出典によって数値が分かれています。
| 出典 | 長さ | 重さ | 時点 |
|---|---|---|---|
| 出雲大社公式(神楽殿) | 約13m | 5.2トン | 旧縄時点の記載とみられる |
| 共同通信の報道 | 約13m | 約5トン | 2026年の架け替え |
| しまね観光ナビ | 13.5m | 4.7トン | 2026年の架け替え |
手元の出典を比べると、新しい縄は旧縄とほぼ同じ規模で、長さ約13m・重さ約5トン前後と考えておけば大きなずれはありません。
正確な数値は、出雲大社の公式案内で更新された際に確かめてください。
製作は飯南町注連縄企業組合が担当し、前年の御田植神事から稲づくりを始め、1年以上かけて作られるとされています。
なぜ一般の神社と逆?しめ縄の撚りの向きと意味
出雲大社のしめ縄は、一般的な神社とは張り方が逆といわれています。
出雲観光協会の案内では、出雲大社は「神様に向かって左方を上位、右方を下位」としていたため、左側が撚り始め、右側が撚り終わりになる張り方をしているとされています。
見るときは、しめ縄の左右の端の太さに注目してみてください。
なお、この「左を上位とする」という由来は出雲観光協会の案内に基づく説明です。
参拝の前に知っておくと、しめ縄の見え方が変わります。
しめ縄にお賽銭を挟む・投げるのはOK?現地での振る舞い
しめ縄にお賽銭を挟んだり投げ入れたりする行為を、写真や口コミで見かけることがあります。
出雲観光協会の案内では、しめ縄は神様がお鎮まりになる御神域を示す神聖なものであり、そこへお賽銭を投げ入れることは神様に対して失礼にあたり、縁起がよいことではないとされています。
お賽銭は賽銭箱に納めるのが基本です。
見上げて写真を撮るときも、縄に触れたり物を投げたりしないようにしましょう。
一般的な参拝の手順は、参拝ガイドで詳しく解説しています。
参拝ルートのどこで見る?神楽殿への行き方
神楽殿は境内の西側にあります。
神楽殿側の駐車場から入る場合は、駐車場から近い位置にあるため、先に大しめ縄を見てから拝殿・御本殿へ向かう流れが取りやすくなります。
正面の参道から入る場合は、拝殿・御本殿を参拝したあとに神楽殿へ回る形が自然です。
神楽殿の前庭には、高さ47mの国旗掲揚塔があり、揚げられる国旗は75畳(縦8.7m・横13.6m)の大きさとされています。
大しめ縄とあわせて、スケールの大きさを感じられる場所です。
境内全体の回り方や二礼四拍手一礼の作法は、参拝ガイドにまとめています。

神楽殿を含めた参拝にかかる時間や、受付時間の目安は次の記事で確認できます。

写真の撮り方|全体を収める位置・人と並べる位置
大しめ縄は横幅が大きく、近すぎると全体が入りきりません。
撮りたい写真によって、立つ位置の目安が変わります。
| 撮りたい写真 | 立つ位置の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| しめ縄の全体 | 正面からやや離れた位置 | 縦構図より横構図が収まりやすい |
| 人と並べて大きさを伝える | しめ縄の下近く | 見上げる構図にすると迫力が出る |
| 神楽殿全体 | 前庭のやや後方 | 国旗掲揚塔とあわせて撮ると規模が伝わる |
神楽殿は御祈祷や結婚式も行われる場所です。
参拝される方や儀式の妨げにならないよう、通路や入口を空けて撮影してください。
大しめ縄の作り方と、飯南町「大しめなわ創作館」への寄り道
神楽殿の大しめ縄は、飯南町で作られています。
製作の流れは次のとおりです。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 前年の御田植神事から稲づくりが始まる |
| 2 | 稲わらを収穫し、選別する |
| 3 | 中芯や菰を作る |
| 4 | 「大撚り合わせ」で縄に撚り上げる |
| 5 | 出雲大社の神楽殿へ奉納・架け替え |
製作の背景を知りたい方は、飯南町の大しめなわ創作館に立ち寄れます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 島根県飯石郡飯南町花栗54-2 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00 |
| 入館料 | 無料 |
| 休館日 | 毎週火曜日・年末年始 |
| 出雲大社からの車の目安 | 約1時間(約47km、Googleマップのルート検索による) |
営業日や体験コースの内容は変わることがあります。
訪問前に公式案内もあわせてご確認ください。
出雲大社から離れる分、半日の寄り道として計画しておくと余裕を持てます。
飯南町を含む雲南市周辺のスポットと、出雲大社からのアクセスは次の記事で比較しています。

さらに足を延ばして奥出雲まで回る場合は、モデルコースを参考にしてください。

出雲大社のしめ縄についてよくある質問
- 出雲大社の大しめ縄はどこにありますか?
神楽殿にあります。神楽殿は境内の西側にあり、拝殿・御本殿とは別の建物です。拝殿にも大きなしめ縄がありますが、写真で有名な日本最大級のものは神楽殿のものです。
- 出雲大社のしめ縄の大きさは?
神楽殿の大しめ縄は、長さ約13m・重さ約5トン前後とされています。出典によって数値が少し異なるため、本文の比較表を参考にしてください。
- しめ縄はいつ架け替えられましたか?
2026年7月21日に、8年ぶりに架け替えられました。7月20日に飯南町で大撚り合わせが行われています。
- しめ縄にお賽銭を挟んでもいいですか?
出雲観光協会の案内では、神聖なしめ縄にお賽銭を投げ入れる行為は神様に対して失礼にあたるとされています。お賽銭は賽銭箱に納めましょう。
- しめ縄はなぜ一般の神社と逆なのですか?
出雲観光協会の案内では、出雲大社は神様に向かって左を上位としていたため、左側が撚り始めになるとされています。
- しめ縄を作っている場所は見学できますか?
飯南町の大しめなわ創作館で見学できます。入館無料で、火曜日と年末年始が休館です。出雲大社から車で約1時間が目安です。
