出雲大社を参拝したあと、
「ぜんざいを食べたいけどどのお店にいけばいいかな?」
と迷っていませんか?
出雲はぜんざい発祥の地。神門通りを中心に個性豊かなぜんざい店が立ち並んでいますが、どこも似たように見えて選びにくいのが正直なところです。
この記事では出雲在住の筆者が、目的・シーン別におすすめの8店を厳選してご紹介します。
行列の出やすい時間帯や夏でも楽しめる冷やしぜんざい情報なども合わせてまとめました。参拝前にブックマークして、当日の店選びにお役立てください。
この記事でわかること
- 出雲ぜんざいの発祥と歴史(なぜ出雲がぜんざいの地なのか)
- ぜんざいとおしるこの違い
- 神門通り周辺のエリアマップと参拝導線に合わせた回り方
- シーン別おすすめぜんざい8店の特徴・向いている人・滞在時間目安
- 混雑・夏のぜんざい・お土産ぜんざいのQ&A
出雲ぜんざいとは?発祥と歴史

神在祭と「神在餅(じんざいもち)」がルーツ
毎年旧暦10月(現在の11月ごろ)、全国の八百万の神々が出雲大社に集まる神在祭(かみありさい)が執り行われます。この神事の際、参拝客や地域の人々に振る舞われていたのが「神在餅(じんざいもち)」です。
この「じんざい」が出雲弁で訛って「ずんざい」「ぜんざい」へと変化し、やがて京都をはじめ全国へと広まったというのが通説です。江戸初期の文献にもその記述が残されており、出雲がぜんざい発祥の地とされています。
今この地でぜんざいを食べることは、神様が集う土地の記憶を味わうことでもあります。
ぜんざいとおしるこの違いは?
一般的には粒あんを使うものを「ぜんざい」、こしあん系の汁を「おしるこ」と呼ぶ地域が多いですが、実際には地域差があります。出雲では「神在餅」由来の文化的な意味合いも強く、さらっとした汁に大粒の大納言小豆が入ったタイプが主流です。
出雲ぜんざいの特徴|さらっとした汁と大粒の大納言小豆
出雲ぜんざいの特徴は汁がさらっとしていること。関西や関東でよく見る「こしあん系のとろみのある汁粉」とは異なり、大粒の大納言小豆をそのまま活かした粒感のあるぜんざいが主流です。
また、ぜんざいに添えられる塩昆布や漬物が甘さを引き立てる箸休めになっているのも出雲流。
「甘い→塩気→また甘い」のリズムで食べ進める独特の食文化です。
出雲大社周辺のぜんざい店マップと参拝導線
神門通りを中心としたエリアマップ
出雲大社のぜんざい店は、参道にあたる神門通り沿いに集中しています。一の鳥居(宇迦橋の大鳥居)から勢溜(せいだまり)の二の鳥居まで約600mのエリアを歩くだけで、主要店のほぼすべてを回ることができます。
※以下マップ上の数字が当記事で紹介する店舗の番号です
参拝前と参拝後、どちらに寄るのがおすすめ?
結論から言うと、参拝後がおすすめです。出雲大社の参拝は本殿だけでなく、素鵞社(そがのやしろ)や四つの御本殿をめぐると1時間近くかかることも。空腹・足の疲れがある参拝後のほうが、ぜんざいの甘さが身にしみます。
ただし人気店は昼前後に行列が長くなります。午前中に早めの参拝を済ませ、11時台に食べるのが混雑を避けやすいタイミングです。
参拝ルート別・店の選び方早見表
| タイミング・状況 | おすすめの店 | 理由 |
|---|---|---|
| 参拝前にサクッと食べたい | 坂根屋(ご縁横丁) | 二の鳥居正面でアクセス最良、食べ歩き可 |
| 参拝後にゆっくり休憩 | 甘右衛門・みちくさ | 座席数多め、落ち着いた雰囲気 |
| 電車・バス待ちの隙間時間に | 大社珈琲・ままたまご | 出雲大社前駅周辺でアクセスしやすい |
| 定番を押さえたい初来訪 | 日本ぜんざい学会壱号店 | 出雲ぜんざいの代名詞的存在 |
| 映え写真も撮りたい | 甘右衛門・ままたまご | 見た目が華やかなメニューあり |
目的別に選ぶ出雲大社のぜんざい
8店を「甘さ・ボリューム・雰囲気・食べ歩き・写真映え」の軸で比較しました。
| 店名 | 甘さ | ボリューム | 雰囲気 | 食べ歩き | 写真映え |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本ぜんざい学会壱号店 | 標準 | 普通 | カジュアル | △ | ○ |
| 甘右衛門 | 控えめ | 多め | 和モダン | × | ◎ |
| 坂根屋(ご縁横丁) | さっぱり | 軽め | 老舗・横丁 | ◎ | ○ |
| みちくさ | 控えめ | 普通 | 気取らない喫茶 | × | △ |
| 大社珈琲 | 控えめ | 軽め | カフェ | △ | ○ |
| おくに茶や | 上品な甘さ | 普通 | 明るいカフェ | × | ◎ |
| ポンム・ベエル | 控えめ | 普通 | 和モダン | × | ○ |
| ままたまご(2026年NEW) | 【要確認】 | 【要確認】 | リノベ和空間 | 【要確認】 | 【要確認】 |
出雲大社周辺のおすすめぜんざい8店
①日本ぜんざい学会壱号店|行列必至の出雲ぜんざい定番

出雲ぜんざいを「島根のソウルフード」として全国に発信してきた立役者的な存在。神門通りの石畳沿いにあり、参拝の流れで自然と立ち寄りやすい場所に位置しています。
大粒の大納言小豆を使いさらっと仕上げた「出雲ぜんざい」のほか、仁多米のもち米を焼いた「縁結びぜんざい」、暑い季節向けの「冷製ぜんざい」など複数の種類がそろいます。
夏季限定とされる「中井貴一さんスペシャル」(冷製+焼き餅)は名物メニューとして知られています。
店内ではレトルトぜんざいや島根の地酒も販売しており、食後のお土産選びまで楽しめます。
| 向いている人 | 出雲ぜんざいの定番をまず押さえたい人、老舗の安定感を求める人 |
| 味の特徴 | さらっとした汁、大粒大納言、塩味の箸休め付き |
| 立地 | 神門通り沿い、二の鳥居(勢溜)から徒歩3分 |
| 混雑感 | 土日祝11〜14時が最混雑。11時前か15時以降がねらい目 |
| 滞在時間目安 | 食べ歩き:15〜20分 / 店内着席:20〜30分 |
| 価格帯 | 縁結びぜんざい880円、中井貴一さんスペシャル880円 |
📍島根県出雲市大社町杵築南836-2(Google map)
🕐 営業時間:11:00〜16:00※LO15:30 土日祝10:00~16:30※LO16:00 定休日:水曜日
🌐 公式サイト・https://www.e-otsumami.jp/hpgen/HPB/entries/19.html
②くつろぎ和かふぇ 甘右衛門|映えと落ち着きを両立した和モダンカフェ

神門通り沿いにある和モダンな雰囲気のカフェ。レトロな照明とソファが並ぶ落ち着いた店内で、ジャズのBGMが流れる癒しの空間です。
カウンター席・テーブル席合わせて約45席と収容力があり、グループや家族連れにも向いています。
人気の「愛守大福ぜんざい」は熱々のぜんざいに雪見大福が溶け出す温冷の組み合わせが絶妙で、だいこくさまの最中が添えられた見た目もかわいらしくSNS映えします。
| 向いている人 | ゆっくり座って休憩したい人、映えるぜんざいを食べたい人、グループ・カップル |
| 味の特徴 | 甘さ控えめ、愛守大福ぜんざいは温冷の組み合わせ |
| 立地 | 神門通り沿い、二の鳥居前 |
| 混雑感 | GW・連休の昼過ぎは行列あり。座席数が多いため回転は比較的早め |
| 滞在時間目安 | 30〜60分 |
| 価格帯 | 愛守大福ぜんざい900円、出雲ぜんざい900円 |
📍 島根県出雲市大社町杵築南839−1(Google map)
🕐 営業時間:11:00 ~ 17:00 定休日:水曜、木曜、その他臨時休業の場合あり
🌐 公式サイト:https://amaemon.jp/
③ご縁横丁 出雲ぜんざい餅(坂根屋)|食べ歩きの定番・老舗の味

明治5年(1872年)創業の老舗和菓子屋「宿禰餅本舗 坂根屋」が手がけるぜんざい店。出雲大社の勢溜(二の鳥居)正面の「ご縁横丁」内にあり、参拝の動線上で自然に立ち寄れる好立地です。
名物は「ぜんざい餅」。汁の中に餅を入れるのではなく、餅の中にあんこを入れた逆転の発想の一品です。全国菓子博覧会での受賞歴があるとして知られていますが、受賞した商品名・受賞名の正確な情報は公式サイトでご確認ください。【要確認】
| 向いている人 | 食べ歩きしながら神門通りを歩きたい人、老舗ブランドを体験したい人 |
| 味の特徴 | ぜんざい餅はもちもち+さっぱりした甘み |
| 立地 | 勢溜(二の鳥居)正面のご縁横丁内。境内に入る直前に立ち寄りやすい |
| 混雑感 | テイクアウトのぜんざい餅は回転が早め。着席は週末の昼過ぎに混む傾向 |
| 滞在時間目安 | 食べ歩き:10〜15分 / 店内着席:20〜30分 |
| 価格帯 | ぜんざい餅3個入り600円、出雲ぜんざい800円 |
📍 島根県出雲市大社町杵築南840−1(Google map)
🕐 営業時間:9:00〜18:00(12月〜3月は9:00〜17:00) 定休日:年中無休
🌐 公式サイト:https://www.sakaneya.jp/fcblog/134061.html
🌐 SNS:https://www.instagram.com/izumozenzaimochi/
④みちくさ|毎朝炊きたての小豆とアレンジぜんざいが魅力

神門通り沿いにある喫茶店。毎朝店内で小豆を炊き、注文が入ってから餅を焼くという丁寧なスタイルが評判です。その日の分を売り切り次第終了するため、午後遅い時間に訪れると品切れになることもあります。
定番の「出雲ぜんざい」に加え、抹茶を注いだ「抹茶ぜんざい」やふわふわに泡立てたミルクを合わせた「ラテ風ぜんざい」など、他店にないオリジナルメニューがそろいます。出雲そばなど食事メニューもあり、ランチと合わせて訪れやすいのも利点です。
※公式SNSリンクを取材時に必ず確認・追記してください。【要確認】
| 向いている人 | 手作り・炊きたてにこだわる人、ランチと一緒に楽しみたい人 |
| 味の特徴 | 焼き餅のカリッとした食感、抹茶・ミルクアレンジあり |
| 立地 | 神門通り沿い 二の鳥居から徒歩5分 |
| 混雑感 | 売り切れ注意。午前中か開店直後がおすすめ |
| 滞在時間目安 | 30〜45分(食事込みなら60分) |
| 価格帯 | 手作りぜんざい 610円 抹茶ぜんざい 660円 冷ぜんざい(白玉) 660円 冷やし抹茶ぜんざい(白玉) 720円 |
📍 島根県出雲市大社町杵築南859−3(Google map)
🕐 営業時間:11:00~17:00 定休日:木曜日
🌐 公式SNS:なし
⑤大社珈琲|自家焙煎コーヒーと合わせる大人のぜんざい

出雲大社前駅から徒歩約2分、ウッド調のナチュラルな雰囲気が印象的なカフェ。毎朝自家焙煎した豆をオーダーごとに挽いてドリップするスペシャルティコーヒーが看板で、電車・バス待ちの隙間時間にも立ち寄りやすい立地です。
甘さ控えめで小豆の風味豊かなぜんざいと、苦みのあるコーヒーの組み合わせは大人の一杯。スイーツ重視の他店とは一線を画す切り口です。
| 向いている人 | コーヒー好き、電車・バス待ちで時間を有効に使いたい人 |
| 味の特徴 | 甘さ控えめの小豆、スペシャルティコーヒーとの相性が良い |
| 立地 | 神門通り沿い 二の鳥居から徒歩5分 |
| 混雑感 | |
| 滞在時間目安 | 15〜30分 |
| 価格帯 |
📍 島根県出雲市大社町杵築南780−9(Google map)
🕐 営業時間:平日 9:30〜17:00(水木〜16:30)/土日祝 9:00〜18:00 定休日:なし
🌐 公式SNS:https://www.instagram.com/taisha_coffee/
⑥おくに茶や|抹茶ぜんざいがメディアで話題の一軒

日の光が差し込む明るく居心地のいい雰囲気が特徴のカフェ。テーブル席とカウンター席が設けられており、ひとり参拝でも立ち寄りやすい空間です。
メニューは「出雲ぜんざい」と「抹茶ぜんざい」の2種類とシンプル。トースターでしっかり焼き目をつけた餅が特徴で、外はカリッと中はやわらかな食感が評判です。抹茶ぜんざいはメディアでも紹介された看板メニューです。
| 向いている人 | 抹茶系スイーツが好きな人、ひとり参拝でサクッと寄りたい人 |
| 味の特徴 | 焼き目カリカリの餅、抹茶の上品な香り |
| 立地 | 神門通りに入る手前、二の鳥居前 |
| 混雑感 | |
| 滞在時間目安 | 20〜30分 |
| 価格帯 | 出雲ぜんざい770円 抹茶ぜんざい830円 |
📍 島根県出雲市大社町杵築南731(Google map)
🕐 営業時間:10時00分~15時00分 定休日:不定休
🌐 公式SNS:https://www.instagram.com/okunijyaya/
⑦神門通りカフェ ポンム・ベエル|ぜんざいロールが楽しめる和洋折衷カフェ

神門通り沿いにある和モダンな雰囲気のカフェ。約30席の落ち着いた店内で、ぜんざいをゆっくりと楽しむことができます。
「ぜんざい」は大きな焼き餅入りで、添えられる塩昆布が甘みを引き立てます。「ぜんざいロール」はスポンジに小豆と求肥を巻いた数量限定スイーツ。ぜんざいの素材をケーキ仕立てで楽しむ和洋折衷の一品で、和スイーツが得意でない同行者がいる場合にも選びやすいお店です。
| 向いている人 | 和洋折衷スイーツを楽しみたい人、ぜんざい初挑戦の同行者がいる人 |
| 味の特徴 | 大きな焼き餅、塩昆布の箸休め、ぜんざいロールは甘さ控えめ |
| 立地 | 神門通り沿い、二の鳥居から徒歩3分 |
| 混雑感 | ぜんざいロールは数量限定のため午後早めに売り切れることあり |
| 滞在時間目安 | 30〜45分 |
| 価格帯 | ぜんざいロール530円、出雲ぜんざい780円、白玉クリームぜんざい780円 |
📍島根県出雲市大社町杵築南835−5(Google map)
🕐 営業時間:10:30~18:00(平日17:30まで) 定休日:木曜日
🌐 公式SNS:https://www.instagram.com/pommevert835.5/
⑧ままたまご 大社神門通り店|2026年オープンの注目新店

2026年に旧UNSHUU WATAYAの跡地にオープンした新店。地元産の炊きたて小豆にこだわったぜんざいを提供しており、神門通りの新顔として注目を集めています。リノベーションされた和空間でいただく地元炊き小豆のぜんざいは、素材の鮮度感が際立ちます。
| 向いている人 | 新店を開拓したい人、地元素材にこだわる人 |
| 味の特徴 | 地元産炊きたて小豆のぜんざい |
| 立地 | 神門通り沿い、二の鳥居より徒歩3分 |
| 混雑感 | |
| 滞在時間目安 | |
| 価格帯 |
📍 島根県出雲市大社町杵築南774−2(Google map)
🕐 営業時間:9:00〜17:00 定休日:第1水曜日・第3水曜日
🌐 公式SNS:https://www.facebook.com/mamatamagotaisha/
出雲大社におけるぜんざいのQ&A
- ぜんざいを食べるのに混雑する時間帯は?
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土日祝日の11〜14時台がもっとも混雑します。2026年のGW期間中も同様の傾向が見られ、人気店では30分以上の行列になることもあります。平日の午前中(10〜11時台)か、昼のピークを外した15時以降を狙うと比較的スムーズに入れます。
特に神在祭の時期(11月)は全国から参拝客が集中するため、どの店も例年より混雑します。この時期は開店直後の訪問がおすすめです。
- 夏でも楽しめるぜんざいはある?重くない?
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夏向けのぜんざいも充実しています。暑い季節でも安心なメニューをタイプ別にご紹介します。
タイプ 店名・メニュー 特徴 冷製ぜんざい 日本ぜんざい学会壱号店「冷製ぜんざい」 さらっとした汁を冷やした仕上がり。夏でもすっきり 温冷組み合わせ 甘右衛門「愛守大福ぜんざい」 熱々のぜんざいにアイス大福が溶け出す温冷コントラスト かき氷・ソフト系 各店の夏季限定メニュー 【取材時に夏季メニューを各店で確認】 出雲ぜんざいはもともと汁がさらっとしているため、温かくても関東・関西の汁粉ほど重くありません。夏でも意外と食べやすいのが出雲ぜんざいの特徴のひとつです。
- お土産・通販で買えるおすすめぜんざいは?
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坂根屋(宿禰餅本舗)では、パウチ包装のレトルトぜんざいをお土産として販売しています。日持ちがするため遠方への贈り物にも向いており、公式サイトでのお取り寄せも可能です。日本ぜんざい学会壱号店でもレトルトぜんざいを販売しており、島根の地酒やおつまみとセットでお土産にするのもおすすめです。
- 営業時間・定休日の確認先について
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各店の営業時間・定休日は季節や年度によって変更になることがあります。訪問前に各店の公式Instagram・GoogleマップのQ&A欄などで最新情報をご確認ください。特に神在祭(11月)の時期は臨時営業・臨時休業が発生する店舗もあります。
まとめ|出雲大社の参拝に、ご当地ぜんざいを一杯
ぜんざい発祥の地・出雲で食べる一杯は、ただのスイーツではありません。神在祭で神様に振る舞われた「神在餅」の記憶を受け継ぐ、出雲ならではの文化体験です。
食べ歩きなら坂根屋のぜんざい餅、定番を押さえたいなら日本ぜんざい学会壱号店、ゆっくり休憩するなら甘右衛門、2026年の新店を試したいならままたまごを、目的に合わせて選んでみてください。
出雲大社周辺のランチ・カフェ情報も以下記事で紹介しています。



