「万九千神社って、出雲大社とは別の神社?」
「神等去出祭は、出雲大社と同じ日ではないの?」
「祭りの日に行っても、お参りできる?」
万九千神社(まんくせんじんじゃ)は、出雲市斐川町にある神社です。
神在月に出雲へ集まった八百万の神々が、最後に立ち寄る社と伝わっています。
2026年の神等去出祭は出雲大社が11月25日、万九千神社が12月4日と、日付が異なります。
この記事では、両社の日程の違いから、お参りできる時間帯、出雲大社からのアクセス、御朱印・お守りまでを整理します。
万九千神社とは?神々が出雲で最後に立ち寄る社
万九千神社は、出雲市斐川町併川(あわせがわ)にある神社です。
公式サイトでは、神在祭の際に全国から出雲へ集まった八百万の神が、最後にお立ち寄りになるとの神話を伝えていると紹介されています。
神在月の26日から翌日の未明にかけて諸国へお旅立ちになる前に、この社で神宴(直会:なおらい)を催したと伝わっています。

歴史は古く、奈良時代の『出雲国風土記』や平安時代の『延喜式』に記された「神代社」が前身とされ、約1300年前にさかのぼります。
祭神は、大穀日女神(おおげつひめのかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、八百万神です。
同じ境内には、地元・併川地区の氏神である立虫神社(たちむしじんじゃ)も鎮座しています。
ご利益として、公式サイトには天下泰平・風雨順時・五穀豊穣・諸産業繁栄・良縁成就・病気平癒・商売繁盛・旅行交通安全などが挙げられています。
縁結びを願う方にとっては、「良縁成就」の記載があることが参拝の目安になります。
なお、ここに挙げたのは神社が示す信仰上のご利益で、効果を約束するものではありません。
公式サイト:万九千神社
住所:島根県出雲市斐川町併川258/電話:0853-72-9412
2026年の日程|出雲大社と万九千神社の神等去出祭は日付が違う
「神等去出祭(からさでさい)」は、出雲大社でも万九千神社でも行われます。
ただし、2026年の日付は9日離れています。
出雲大社は11月25日の午後4時、万九千神社は12月4日の午後5時からです。
| 出雲大社 | 万九千神社 | |
| 神在祭の期間 | 11月19日(木)〜25日(水) | 11月25日(水)〜12月4日(金)【旧暦10月17日〜26日】 |
| 神等去出祭 | 11月25日(水)午後4時 | 12月4日(金)午後5時から湯立神楽・神殿祭、続いて神等去出神事(午後7時頃まで) |
| その他の主な祭儀 | 神迎神事・神迎祭:11月18日(水)午後7時 | 神在みくじ:特別祈願期間は11月9日(月)〜12月5日(土) |
万九千神社の公式案内では、神在祭は旧暦10月17日から26日まで、神等去出祭は旧暦10月26日にあたる日と書かれています。
出雲大社側の神迎祭・縁結大祭などの全日程、見学のルール、混雑の見立ては、次の記事にまとめています。

神等去出祭の日は参拝できる?公式の案内
神等去出祭の日に気になるのは、「その日に参拝してよいのか」という点でしょう。
公式サイトの「今年の神在月の祭儀と行事案内」には、次のように書かれています。
大祭終了時から翌朝未明までは神様の邪魔をせぬよう、お参りはご遠慮ください。
12月4日の神等去出祭は、午後5時から湯立神楽・神殿祭、続いて神等去出神事が行われ、午後7時頃までと案内されています。
参拝を控えるのは、大祭が終わってから翌朝の未明までです。
終了時刻は予定のため、当日の進行によって前後することがあります。
| 時間帯(12月4日) | 公式の案内 |
| 午後5時から午後7時頃 | 湯立神楽・神殿祭、続いて神等去出神事が行われる |
| 大祭終了時から翌朝未明 | お参りはご遠慮ください |
神在みくじは、公式サイトで次のように案内されています。
11月9日(月)〜12月5日(土)が特別祈願期間で、神在祭期間中は毎日、随時行われます。
出雲大社から万九千神社へのアクセス・駐車場
万九千神社は、出雲大社から車で約25分の場所にあります。
公共交通では、一畑電車の大津町駅が最寄りです。
| 出発地 | 手段 | 所要時間の目安 | 補足 |
| 出雲大社 | 車 | 約25分 | 公式サイトの案内 |
| 出雲大社前駅 | 一畑電車+徒歩 | 電車約21分+大津町駅から徒歩約18分 | 川跡駅で乗り換え。運賃は大人500円(乗換案内の一例)。運行時間帯は一畑電車の時刻表で確認 |
| JR出雲市駅 | 車 | 約12分 | 公式サイトの案内 |
| 出雲縁結び空港 | 車 | 約20分 | 公式サイトの案内 |
| 斐川IC | 車 | 約20分 | 公式サイトの案内 |
| 大津町駅 | 車 | 約5分 | 徒歩は約18分 |
駐車場は、自家用車で約100台、大型バスで約10台が駐車できます。
利用できるのは、一の鳥居の両脇にある臨時駐車場と、東側の専用駐車場です。
出雲大社から車で向かう場合、出雲大社前駅からの電車より、時間の自由がききます。
電車を使う場合は、大津町駅からの徒歩18分を見込んで、行き帰りの時刻を組み立てましょう。
車で回る場合のレンタカーの選び方と、出雲空港での借り方は、次の記事で比較しています。

境内の巡り方と社務所・ご祈祷の案内
万九千神社と立虫神社は同じ境内にあります。
お参りする社が2つあるため、御朱印も2社分が用意されています。
社務所の時間は午前9時〜午後5時頃で、年間15日前後は閉所しますが、その日も参拝はできると案内されています。
ただし、神等去出祭の大祭終了後は、前の章のとおり参拝を控える時間帯があります。
境内には、写真で紹介できる見どころがいくつかあります。
拝殿の前の大絵馬

拝殿の前には、神在祭にちなんだ大絵馬が置かれています。
絵馬には「出雲の神在祭 八百万神 集ひ給ふ 直会と神等去出の社」と書かれ、平成二十六年十月十日の正遷宮の記念とあります。
幣殿の裏手にある磐座

幣殿の裏手には、垣根に囲まれた磐座があります。
島根県の文化情報サイト「いずもる」では、万九千社に本殿はなく、幣殿の裏手の高い垣根の中に大きな磐座が鎮座していると紹介されています。
立虫神社が遷る前は、この磐座だけの場所だったようだとも書かれています。
才ノ上社

境内には、「才ノ上社」と刻まれた石柱の立つ小さな社があります。
神木「木俣さん」

境内の木々のそばには、神木「木俣さん」の説明板が立っています。
説明板には、祭神は木俣神と書かれています。
出雲大社遥拝所

境内には、「出雲大社 遥拝所」と刻まれた石柱があり、大国主大神の名も刻まれています。
ネズミ像

ハートを抱えたネズミ像もあります。
台座には「祈 恋愛成就」と刻まれています。
ご祈祷の受付は、午前9時〜午後4時30分です(正月・神在月などの特別な場合を除く)。
ご祈祷を希望する場合は、事前の予約が必要です。
電話、FAX、郵便で社務所に連絡します。
公式サイトには「結び参り」も紹介されています。
殿内鳥居をくぐり、神恩感謝と諸願成就の祈祷に参列した後、お神酒などで直会を行う内容で、所要時間はおよそ40分です。
玉串料はお一人あたり6,000円からで、こちらも予約が必要です。
御朱印・お守り・神在みくじ
御朱印は、万九千社と立虫神社の2社分があり、初穂料は1社500円です。
社務所が不在のときは、授与所の前にある小さな宮形(みやがた)に、書き置きの御朱印やお守りなどが置かれています。
その場合は、各自で初穂料を納めて受け取ります。
| 授与品 | 初穂料 | 内容 |
| 御朱印 | 1社500円 | 万九千社・立虫神社の2社分 |
| お守り | 800円〜1,000円 | 結び守・旅行安全・開運厄除・健康守・ねずみ守ほか |
| 絵馬 | 600円より | 子顔絵馬(ねずみ守)は600円 |
| 特別なお守り | 公式サイトで案内 | なほらひのお守り・旅立ちのお守り・神立守(令和6年の神在月より頒布) |
授与品の種類や頒布の状況は変わることがあります。
気になる授与品は、お出かけ前に公式サイトの「お守り・授与品」のページで確認してください。
出雲大社の後に立ち寄る組み立て方
出雲大社から万九千神社へは、車で約25分です。
神在祭の期間中に両社を巡るなら、出雲大社の参拝を終えてから向かう流れが組み立てやすいでしょう。
万九千神社は、神々が出雲で最後に立ち寄る社と伝わるため、出雲の旅の締めくくりに訪れる、という考え方もできます。
ただし、公式サイトの案内から、出雲大社を先にする決まりは読み取れません。
参拝の順序は、日程や移動の都合に合わせて決めるのが現実的です。
日付が違う2社をどちらも祭の日に訪ねるなら、11月25日と12月4日の別日に分けて計画します。
出雲大社側の参拝の回り方や作法は、次の記事で順を追って紹介しています。

食事・周辺と宿泊エリアの考え方
万九千神社への立ち寄りは、出雲大社や出雲市駅周辺の観光の合間に組み込みやすい距離です。
JR出雲市駅から車で約12分、出雲縁結び空港から約20分で行けます。
宿泊は、出雲市駅周辺を拠点にすると、出雲大社方面と万九千神社方面の両方へ動きやすくなります。
出雲市駅周辺のホテルを、大浴場の有無などで比べた記事もあります。

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万九千神社についてよくある質問
- 万九千神社の読み方は?
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「まんくせんじんじゃ」と読みます。
同じ境内の立虫神社は「たちむしじんじゃ」です。 - 2026年の神等去出祭はいつ?
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万九千神社は12月4日(金)の午後5時からです。
出雲大社は11月25日(水)の午後4時で、日付が異なります。 - 神等去出祭の夜にお参りしてもいい?
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公式サイトでは、大祭終了時から翌朝未明まではお参りを遠慮するよう案内されています。
それ以外の時間帯の案内は、公式サイトの「今年の神在月の祭儀と行事案内」をご覧ください。 - 御朱印はいくら?どこで受け取れる?
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万九千社と立虫神社の2社分があり、1社500円です。
社務所が不在のときは、授与所前の宮形に置かれた書き置きを、各自で初穂料を納めて受け取ります。 - 駐車場はある?
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自家用車で約100台、大型バスで約10台が駐車できます。
一の鳥居の両脇の臨時駐車場と、東側の専用駐車場が利用できます。
