島根観光をする際に、あまりに馴染みなくて、どこに行こうか悩む方も多いのではないでしょうか?
実際、観光客の方と接していると、どこいけばいいかなぁ、と相談されることが多いです。
本記事では、
令和6年に多くの人が訪れた観光先がどこなのか?
実際のデータを元に島根在住13年目の私がそれぞれの観光先をご案内します。
なお、データは島根県観光振興課が出されている令和6年島根県観光動態調査結果を参考にしています。
島根県の観光訪問先ランキング
令和6年島根県観光動態調査結果によると、島根県にこられた観光客数は2986万人でした。
訪れた観光地や観光施設のランキングの結果はこちら。

やはり1位は不動の出雲大社。
2位に美保神社や灯台のある美保関、3位に日御碕と島根半島の東西の岬エリアがランクインしました。
7位の足立美術館は有料施設の中で唯一のランクインですね。
以下、5位までのの観光先をピックアップしてご紹介します。
1位 出雲大社(出雲市) 縁結びの聖地

言わずと知れた島根県の代名詞とも言える出雲大社は他を大きく引き離し、多くの観光客に魅了されています。
私の感覚でいえば、初めて観光で来られる方の八割以上は出雲大社を参拝されています。
特に出雲といえば『縁結び』の地と呼ばれていて、特に女性の参拝者が多い印象。
ちなみに、縁結びの由来は、神在月にあります。
(一般的に旧暦10月は「神無月」ですが、出雲地域は「神在月」と言われます。)
この時期に行われる神在祭という1週間に及ぶお祭りでは、全国の神様が出雲に集まり、様々なご縁(恋愛、仕事、転居など)を話し合う会議を行うのです。
それゆえに、出雲には良縁をいただこうと、日本全国から参拝者が訪れるのでしょう。
2位 美保関(松江市) 北前船で栄えた港町

日本文化遺産にも制定された北前船の寄港地だったのが、島根半島の西の端にある美保関。
かつての港町の風情がいまなお残っており、レトロな雰囲気が味わえる地域です。
おすすめは美保神社と青石畳み通りのお散歩。
美保神社はとても開放的な拝殿となっていて、比翼大社造といわれる本殿も見応えがあります。
また、何よりも朝夕毎日行われている巫女舞いは必見です。(観覧無料)
また、北前船が寄港した際に、荷物を円滑に運べるように敷かれた石畳の通りには、老舗の酒屋さんやお魚屋さん、醤油屋さんが並びます。
天気の良い日も気持ちいいのですが、雨が降ると石が青く光り、これもまた風情があります。
昔ながらの風景と潮風に当たりながら、港町に一泊してみるのも一興です。
3位 日御碕(出雲市)

美保関とは正反対となる、島根半島最西端の岬が日御碕エリア。
遊歩道となっている海沿いには、四~六角柱が組み合わさった幾何学的な形状をした柱状節理という不思議な岩が突き出ており、異世界感が漂っています。
岬先端に立つ日御碕灯台。石造りの洋式灯台では日本一の高さをほこります。
ここから見える日本海に沈む夕陽はぜひともゆっくり鑑賞いただきたい。言葉を失います。
また、出雲地域のエリアには珍しく、朱塗りの社殿が目立つ日御碕神社の参拝もお勧めです。
4位 松江水郷祭(松江市) 8月上旬の宍道湖上の花火大会は圧巻!

引用:2025水郷祭
西日本最大級の湖上花火大会、それが松江水郷祭です。
8月上旬頃に毎年開催されていますので、夏の島根旅行に合わせて計画するのはいかがでしょうか?
湖上と湖面に花火が咲く光景は、だれがみても感動してしまうことでしょう。
毎年、観覧者が増え続けているのも納得です。
近年ではドローンの活用も盛んになり、花火の前に見事なドローンショーも行われています。
有料の観覧席も用意されているので、土地勘のない旅行者の方は、こちらを事前に手配しておきましょう。
また、近隣の宿泊施設は早い段階で予約で埋まりますので、早めに抑えておくことをお勧めします。
5位 三瓶山(大田市) 広大な山と縄文の雰囲気を残す島根中部の観光名所

引用:気象庁
三瓶山は島根中央部、大田市に聳え立つ山で、中国地方ではただ二つの活火山の一つです。
(もう一つは鳥取県の大山)
最後に噴火したのは約4000年前と比較的近代に噴火しており、近辺には三瓶温泉をはじめ、数々の温泉が沸いています。
三瓶山小豆原埋没林公園ではかつて噴火により地中に埋もれ、奇跡的に立った状態で保存された太古の木々を見ることができます。
雄大な活火山が生み出した、地形と自然を肌で感じることができる観光エリアです。
以上、島根県で人気の観光エリアをご紹介しました。
観光先選びの参考になれば幸いです。
