「岡山から出雲大社へ行くなら、車・電車・高速バスのどれが一番便利なの?」
「日帰りでも行ける?」
「特急やくもと高速バスでは料金はどれくらい違う?」
岡山から出雲大社までは道のりで約216km。移動手段によって所要時間や料金が大きく変わります。出雲在住の筆者が、それぞれのメリット・デメリットやおすすめの選び方、日帰りモデルコースまで分かりやすく紹介します。
岡山から出雲大社まで、結局どの移動手段がおすすめ?【結論】
| 移動方法 | 所要時間の目安 | 料金の目安(片道) | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 車 | 約3時間(最短2時間50分程度〜) | 高速料金3,000円台〜5,000円台+ガソリン代 | 自由に観光したい人 |
| 特急やくも+一畑バス | 約3時間30分〜4時間 | 7,220円前後(やくも6,690円+バス530円) | 運転したくない人 |
| 高速バス(ももたろうエクスプレス) | 約4時間1分 | 4,400円〜5,300円 | 料金を抑えたい人 |
出雲大社だけを目的にするなら、車・電車ともに日帰りは十分可能な距離感です。どの移動手段を選ぶか迷ったら、次のように考えると選びやすいでしょう。
- 自由に観光したいなら車
- 運転したくないなら特急やくも
- 交通費を抑えたいなら高速バス
出雲大社だけなら公共交通でも十分ですが、日御碕や稲佐の浜、玉造温泉、松江まで巡るならレンタカーが便利です。

【電車】特急やくもで岡山から出雲大社へ行く方法
岡山駅→出雲市駅→一畑バスのルート
岡山駅から伯備線経由の特急やくもでJR出雲市駅へ向かい、駅の北口を出てすぐの1番のりばから一畑バス(大社線)に乗り換えて出雲大社バスターミナルを目指します。
- 岡山駅
- ↓ 特急やくも(約3時間2分)
- JR出雲市駅
- ↓ 一畑バス(約25〜36分)
- 出雲大社
料金
| 区間 | 料金 |
|---|---|
| 岡山→出雲市(特急やくも・通常期指定席) | 6,690円前後(乗車券+特急料金) |
| 出雲市駅→出雲大社バスターミナル(一畑バス) | 530円 |
| 合計目安 | 7,220円前後 |
特急やくもは全車指定席で、自由席はありません。繁忙期は指定席料金が通常より高くなることがあります。
所要時間
| 区間 | 所要時間 |
|---|---|
| 岡山→松江(特急やくも) | 約2時間32分〜47分 |
| 岡山→出雲市(特急やくも) | 約3時間2分 |
| 出雲市駅→出雲大社(一畑バス) | 約25〜36分 |
乗り継ぎの待ち時間を含めると、岡山駅から出雲大社まではトータルで約3時間30分〜4時間が目安です。
特急やくもの車窓と、ここ数年の進化
岡山駅を出発してしばらくは市街地を抜け、備中高梁を過ぎたあたりから山あいの景色に変わります。新見を過ぎると中国山地を越え、山陰側へと入っていくルートです。
筆者は12年ほど前に旧型車両(381系)の特急やくもへ乗車しました。当時は伯備線のカーブが続く区間で揺れが大きく、読書がしづらいほどでした。2024年に投入された新型車両「273系」は、制御付自然振り子方式の採用により揺れが大幅に軽減されているといわれ、全席にコンセントも備わり、以前より快適に移動できるようになっています。
また、特急やくもには2024年の新型車両導入をきっかけに車内販売が廃止されており、車内の自動販売機もありません。この状況は2026年現在も続いています。筆者が乗車した際も車内で買える物がなく、岡山駅で駅弁を購入してから乗り込みました。乗車時間は2時間半〜3時間になるため、飲み物や軽食は乗車前に用意しておくと安心です。
なお、新幹線から特急やくもへの乗り換えは、岡山駅3階の新幹線ホームから2階の乗り換え改札を経由し、1階の在来線ホーム(1・2番線)へ向かう構造になっています。標準的な乗り換え時間は8分程度とされていますが、筆者も乗り換えの際は思ったより歩いた記憶があり、到着直後はホームの階段付近が混み合うこともあるため、余裕を持っておくと安心です。
お得なきっぷ
50歳以上を対象にした「おとなびWEB早特」は2026年3月末で販売を終了しています。現在利用できる割引としては、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で購入できる「Web早特7」(乗車日7日前までの予約が条件)などがあります。適用条件や割引率は変更されることがあるため、最新情報はJR西日本公式サイトでご確認ください。
【高速バス】岡山から出雲大社へ行く方法
ももたろうエクスプレスとは
岡山と米子・松江・出雲を結ぶ高速バスで、愛称は「ももたろうエクスプレス」です。JRバス中国・一畑バス・両備バス・日ノ丸自動車・中鉄バスの共同運行で運行されています。
片道4時間と乗車時間が長めになりますが、車両は原則トイレ付きで運行されており、途中で休憩が入ります。荷物は座席上のほか、バス下のトランクにも預けられます(1人あたり長さの総和1m以内・重さ10kg以内が目安)。カメラなど壊れやすいものはトランクに預けず手元に持っておくと安心です。
時刻表
岡山発は1日5便です。正確な発車時刻は季節や運行会社によって変わることがあるため、乗車前に各社の公式サイトで最新の時刻表を確認してください。
料金
岡山→出雲市の運賃は4,400円〜5,300円が目安です(Web割引あり/往復割引なし)。所要時間は約4時間1分です。
予約方法
予約は各運行会社の窓口・電話予約センター、またはウェブサイトから可能です。乗車日・時期によって料金や空席状況が変わるため、利用する便が決まったら早めの予約をおすすめします。
岡山駅の乗り場
岡山駅西口の26番のりばから発車します。
メリット・デメリット
- メリット:乗り換えなしで出雲市駅まで座っていける。特急やくもより運賃を抑えやすい
- デメリット:所要時間が約4時間と3手段の中で最も長い。渋滞の影響を受けやすく、到着時刻が読みにくいことがある
【車】岡山から出雲大社へ行く方法
おすすめルート
主なルートは次の2つです。
- 米子自動車道経由:岡山自動車道→中国自動車道→米子自動車道→山陰自動車道で出雲ICへ
- 尾道自動車道経由:山陽自動車道→尾道自動車道経由で山陰方面へ抜けるルート
岡山市中心部からは岡山ICが近く、米子自動車道経由のルートに入りやすい位置関係です。倉敷方面から向かう場合は、山陽自動車道の倉敷JCTから尾道自動車道経由のルートに入りやすくなります。出発地に応じて使い分けるとよいでしょう。
高速料金
ルートや時間帯によって3,000円台〜5,000円台の幅があるといわれています。正確な料金は走行日時によって変動するため、最新情報はNEXCO西日本の公式サイトでの確認をおすすめします。
所要時間
最短ルートで約2時間50分、渋滞状況によっては3時間前後が目安です。
筆者が米子自動車道経由で運転した際は、片側1車線の対面通行区間があり、追い越しがしづらく少し疲れる印象を受けました。米子自動車道は蒜山IC〜米子IC間の約22kmが対面通行区間となっており、4車線化事業は進められているものの、2026年現在もこの区間の対面通行は続いています。運転に慣れていない方や長時間運転が心配な方は、休憩を多めに挟むとよいでしょう。
渋滞しやすい時期
次の時期は行楽シーズンや出雲大社の神事と重なり、周辺道路・駐車場が混み合いやすくなります。
- ゴールデンウィーク
- お盆
- 神在祭(旧暦10月・出雲では神無月ではなく神在月と呼ばれる期間)
- 年末年始
神在祭の日程や混雑対策は下記の記事にまとめています。

出雲大社周辺の駐車場
出雲大社周辺には無料・有料あわせて複数の駐車場があります。参拝スタイル別のおすすめや混雑時の対処法は、下記の記事で詳しく解説しています。

岡山から出雲大社は日帰りできる?
車・特急やくもは片道約3時間のため、朝早めに出発すれば日帰りでも出雲大社の参拝に十分な時間を確保できます。高速バスは片道4時間かかるため、日帰りだと現地での滞在時間が短くなりがちです。
車で日御碕や稲佐の浜まで足を延ばす場合の日帰りモデルコースの一例です。
- 7:30 岡山出発
- 10:30 出雲大社に到着・参拝
- 12:00 神門通りでランチ
- 13:30 稲佐の浜
- 15:00 島根ワイナリーなど周辺スポットに立ち寄り
- 16:00 帰路へ
- 19:00 岡山着
あくまで目安のプランです。渋滞状況や滞在時間の希望に合わせて調整してください。神門通りでのランチ店選びは下記が参考になります。

出雲大社の参拝だけでなく、玉造温泉でゆっくりしたい方や、松江城など周辺観光まで足を延ばしたい方には、1泊二日の行程の方がゆとりを持って楽しめます。宿泊エリアの選び方・玉造温泉のモデルコースは下記にまとめています。

【出雲・玉造温泉の宿の空室・料金をチェック(楽天トラベル)】
出雲大社の参拝の回り方・所要時間は下記の記事も参考にしてください。

岡山から出雲大社へ行くならレンタカーは必要?
出雲大社の参拝だけが目的なら、レンタカーは必須ではありません。電車・高速バスと路線バスの組み合わせで十分参拝できます。
一方で、日御碕や稲佐の浜、玉造温泉、松江まで回りたい場合はレンタカーがあると動きやすくなります。これらのスポットは互いに離れており、公共交通機関だと本数が限られる区間もあるためです。島根観光でのレンタカーの選び方・借りる場所については下記で詳しく解説しています。

出雲大社の場所
よくある質問(FAQ)
- 岡山から出雲大社まで何kmありますか?
-
道路距離では約216kmです。車では約3時間が目安で、高速道路を利用するのが一般的です。
- 岡山から出雲大社まで一番安い方法は?
-
高速バス「ももたろうエクスプレス」が4,400円〜5,300円と、3手段の中では最も安い目安です。特急やくも+一畑バスは合計7,220円前後、車は高速料金3,000円台〜5,000円台にガソリン代が加わります。人数が多い場合は、車の方が1人あたりの負担を抑えられることもあります。
- 岡山から出雲大社は日帰りできますか?
-
車・特急やくもであれば片道約3時間のため、日帰りでの参拝は十分可能です。高速バスは片道4時間かかるため、日帰りにこだわらず1泊するか、往復で違う手段を組み合わせる方法もあります。
- 高速バスは予約が必要ですか?
-
事前予約をおすすめします。ももたろうエクスプレスは各運行会社の窓口・電話予約センター・ウェブサイトから予約でき、乗車日・時期によって空席状況が変わります。
- 特急やくもは指定席がおすすめですか?
-
特急やくもは全車指定席で、自由席はありません。乗車前に座席の予約が必要です。
- 冬は雪道になりますか?
-
中国山地を越える区間は積雪することがあり、車の場合はスタッドレスタイヤやチェーンの準備が必要になる場合があります。出雲大社周辺の冬のアクセス事情は冬の出雲大社ガイドで詳しく解説しています。
- 出雲大社の駐車場は無料ですか?
-
基本的には無料の駐車場が中心ですが、一部エリアは有料化されています。参拝スタイル別のおすすめ駐車場は出雲大社の駐車場ガイドで確認できます。
まとめ
岡山から出雲大社へのアクセスは、目的によって最適な移動手段が変わります。
- 自由に観光するなら車
- 快適さを重視するなら特急やくも
- 費用を抑えるなら高速バス
特急やくもは車内販売がないため、岡山駅での事前準備を忘れずに。あわせて読みたい関連記事はこちらです。




