島根県は、四季折々の魅力に加え、出雲大社が最も賑わう時期や、特定の味覚が旬を迎える時期など、「いつ行くか」で満足度が大きく変わります。
本記事では、旅行業界に10年以上勤務している私が、島根県の年間の天候状況、おすすめの訪問時期や季節を解説。
あなたの「最優先の目的」に合わせて、ベストな季節を選んでくださいね!
【結論】ズバリ、島根観光のベストシーズンは11月と5月
後ほど細かくお伝えしますが、先に結論からお伝えします。
観光のベストシーズンは神在祭が行われる+松葉ガニのシーズンである11月と、天気がベストといえる5月です。
島根は曇りがちの日が多い

島根県が位置するのは西日本、中国地方の日本海側で、一般的に山陰地方と呼ばれます。
晴れが多い山陽側とは違い、曇りがちの日がとても多いです。
しかし、出雲地域というのは「雲」がつく通り、その曇天が魅力の一つ。

雲の間から、日本海や松江の宍道湖に夕陽が差す光景は、誰もが感動することでしょう。
曇天も楽しむ視点が島根旅行を最大限に楽しむ鍵となります。
冬の島根旅行の注意点!3月までは雪も降る
冬の島根は「神々が集う神秘的な雪景色」を楽しめる一方で、積雪のリスクがあります。
特に注意したいのが積雪のタイミング。
ピークの1〜2月はもちろんですが、3月に入っても急な寒の戻りで雪が降ることは珍しくありません。
12月から3月の間での車移動は、必ずスタッドレスタイヤを準備しましょう。
➡️島根の旅行で服装どうしよう?雪は降るの?
レンタカーを利用する場合は、必ず「スタッドレスタイヤ装着車」を予約してください。
たとえ松江や出雲の市街地に雪がなくても、移動中の峠越えや日陰で路面が凍結しているケースは多々あります。
ノーマルタイヤでの走行は非常に危険ですので、過信は禁物。
また、山間部や高速道路ではほぼほぼチェーン規制がかかっていますので、スタッドレスタイヤをお持ちでない方は、チェーンの準備を忘れずに。
【目的別】絶対に失敗しない!あなたに合う「島根のベストシーズン」
島根旅行と一口に言っても、「何を最優先するか」で選ぶべき時期はガラリと変わります。
ここでは、現地の観光事情を知り尽くした視点から、「正解」滞在スタイルをご提案します。

【特別】一生に一度は浴びたい熱気!神在月の「11月」

引用:出雲大社
「とにかくご利益重視」
「特別な空気を感じたい」
という方は、全国の神々が出雲に集まる神在月(旧暦10月)一択です。
旧暦10月10日から1週間、全国から八百万の神々が集結する「神在祭」
神迎神事や縁結大祭など、この時期だけの神事を体験できます。
出雲大社が最も特別な雰囲気になる時期で、松江・出雲エリアの観光が一番盛り上がる時期でもあります。
なお、神在祭は旧暦の日付で行われるため、毎年日付が変わります。
2026年は11月18日~25日の予定です。
各神事の日程詳細は以下で徹底解説しています。

注意点としては、神在月の中でも神在祭の1週間は宿の予約が取りづらくなります。
例年半年前から満室のホテルが出始めますので、予定は早めに立てておきましょう。
【王道】初めての島根観光・女子旅なら「4月〜5月」か「10月」

「出雲大社もお城も巡りたいし、写真もたくさん撮りたい!」
というアクティブ派のあなたには、春(GW除く4月〜5月)または秋(10月〜11月上旬)が間違いなくベストです。
出雲大社の広い境内、松江城の階段、石見銀山の散策路など、島根の主要スポットは屋外を長く歩く場所が多めです。
暑すぎず寒すぎないこの時期なら、体力を消耗せずに快適に回ることができます。
また、春は桜や新緑、秋は紅葉が美しく、どこを切り取っても絵になります。
特に松江城山公園の桜や、奥出雲・石見銀山の紅葉はこの時期だけの特権です。
【大人旅】美食と温泉でおこもり。松葉ガニと雪に囲まれる「1月・2月」

実は、旅慣れた大人にこそ推したいのが冬の島根(1月〜2月)です。
「寒いし雪が降るのでは?」
と敬遠されがちですが、だからこそ観光しない贅沢を推したい。
11月から3月初旬にかけてカニ漁が解禁されます。
カニの身が詰まって最も美味しい時期に、あえて観光地を回らず、温泉宿でカニ料理を堪能する……これ以上の贅沢はないのでは?
特に島根県では、最高級ブランドの松葉ガニを、玉造温泉などの美肌の湯とセットで楽しむのが王道です。
「雪道の運転が怖い」
という方は、無理にレンタカーを使わず、空港からの直行バスや電車を利用しましょう。
主要な温泉地へは公共交通機関だけでアクセスすることも可能です。
➡雪道のリスクや対策をチェックしておく
【夏旅】西日本最大級の湖上花火と透明度抜群の海で遊ぶ|7月・8月
学生グループやファミリーでの夏休み旅行なら、海と花火をセットで楽しめる7月〜8月!
8月上旬の2日間に行われる松江水郷祭(すいごうさい)は必見。
宍道湖の湖面から打ち上げられる1万発以上の花火と、水面に映る光の競演は圧巻。
しかも近年はドローンショーも行われ、若者やカップルに絶大な人気を誇っています。
また、島根の日本海は透明度が非常に高く、関東出身の私が初めて日本海を見た時の衝撃は忘れられません。
キララ多伎をはじめとする美しい海水浴場が点在しておりますが、さほど混雑することがないこともおすすめポイントの一つ。
昼はコバルトブルーの海で泳ぎ、夕方は日本夕陽百選の宍道湖を眺め、夜は花火を楽しむ……そんな充実した夏の一日を過ごすことができます。

【季節別】天気・服装・絶景まとめ|島根の四季を120%楽しむコツ

島根県は東西に長く、季節や場所によって気候が異なります。
ここでは季節ごとの「見逃せない絶景」と、気になる「現地の気候・服装」について解説します。
春(3月〜5月):国宝・松江城の「桜」と花巡り
春は島根観光のゴールデンシーズン。
寒さが和らぎ、県内各地で花々が咲き誇り、観光にも絶好のタイミングです。
• ここが絶景:
絶対に外せないのが国宝・松江城の桜です。
黒塗りの天守閣と薄ピンクの桜のコントラストは圧巻。
「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
また、牡丹(ボタン)で有名な由志園もベストシーズンを迎えます。
➡島根のお花見スポット(しまね観光ナビ)
• 気候と服装:
3月はまだコートが必要ですが、4月〜5月は長袖シャツや薄手のカーディガンで過ごせます。
散策に最も適した快適な気候です。
夏(6月〜8月):透明度抜群の「島根ブルー」と夕陽
「日本海は暗い」というイメージを持っていませんか?
夏の島根の海は、沖縄にも引けを取らないコバルトブルーに輝きます。
ぜひ日本海の澄んだ海をみていただきたい。
日本海は穏やかで、ビーチの人手も少ないので、落ち着いた海水浴が楽しめますよ。
➡島根のおすすめビーチ・海水浴場(しまね観光ナビ)
• ここが絶景:
キララ多伎や隠岐諸島の海は透明度が高く、海水浴に最適です。
また、夏は宍道湖の夕陽が最も美しく見える確率が高い季節でもあります。
• 気候と服装:
盆地や内陸部は蒸し暑くなります。
熱中症対策と、日差しを避ける帽子・サングラスが必須です。
秋(9月〜11月):石見銀山の「紅葉」と神在月
秋は実りと神々の季節といえましょう。
気候が安定しており、ロングドライブやアクティブな観光にも最適です。
• ここが絶景:
世界遺産・石見銀山を歩くならこの時期。
龍源寺間歩へ続く道の紅葉は風情たっぷりです。
11月に入ると出雲大社周辺は神在祭の熱気に包まれます。
➡島根の紅葉情報(しまね観光ナビ)
• 気候と服装:
10月までは軽装でOKですが、11月に入ると朝晩が急に冷え込みます。
神在祭(11月頃)に参加する場合は、厚手のジャケットやストールを用意しましょう。
冬(12月〜2月):水墨画のような「雪景色」とこたつ舟
冬の山陰は
「弁当忘れても傘忘れるな」
と言われるほど天気が変わりやすいですが、その分、雪化粧した風景は幻想的です。
• ここが絶景:
雪が積もった出雲大社の厳かな雰囲気は、冬にしか見られません。
また、松江城のお堀をめぐる「堀川遊覧船」にはこたつが登場し、ぬくぬくと温まりながら雪景色を楽しむことができます。
• 気候と服装:
1月・2月は積雪の可能性があります。
「ノーマルタイヤで大丈夫?」
という質問が多いですが、レンタカーの場合はスタッドレス必須、不安な方は公共交通機関推奨です。
ダウンコートや防寒ブーツでしっかり対策を。
島根にいつ行くか?はあなたの好きを優先に!
島根は訪問時期によってもさまざまな顔を見せてくれます。
神社、グルメ、景観やイベント。
あなたの趣味や好きなことを優先に、ぜひベストなシーズンを選んでみて下さい。


