「出雲大社や松江城を巡ったあと、大山まで足を延ばせるだろうか」
そう考える方は少なくありません。
結論からいうと、出雲大社・松江から大山は日帰り観光が可能です。出雲大社からは車で約75分、松江城からは約50分が目安なので、レンタカーがあれば島根旅行のプランに無理なく組み込めます。この記事では、出雲大社・松江から大山へ足を延ばすことを前提に、アクセス・モデルコース・観光スポット・季節ごとの楽しみ方までまとめて解説します。
大山はどんなところ?
大山は鳥取県西部にそびえる標高1,729mの山で、中国地方の最高峰です。見る角度によって山容が富士山に似ていることから「伯耆富士」の愛称で親しまれ、古くから山岳信仰の対象として崇められてきました。

「大山観光」と聞くと登山をイメージする方も多いかもしれませんが、実際には山麓に社寺や牧場、展望リフトといった施設が点在しています。家族連れやカップルでも気軽に立ち寄れるスポットが多く、島根旅行のもう一つの目的地として組み込みやすいのが大山の特徴です。
出雲大社・松江から大山へのアクセス
出雲大社から大山
出雲大社から大山寺周辺(県営大山駐車場・博労座)までは、県道24号線経由で車で約75分が目安です。
松江から大山
松江城から大山寺周辺(県営大山駐車場・博労座)までは、車で約50分が目安です。
松江からは山陰自動車道を米子方面へ進み、米子東ICから県道24号線を経由して大山寺方面へ向かいます。道路状況や観光シーズンの混雑によって所要時間は前後するため、時間には余裕を持っておきましょう。
車・レンタカーがおすすめな理由
大山エリアは公共交通機関の本数が限られており、山麓のスポットを効率よく回るには車での移動が基本になります。
出雲大社・松江どちらを起点にする場合も、レンタカーを利用するのが現実的です。


出雲大社・松江から大山は日帰りできる?
はい、日帰り可能です。片道1時間前後〜75分程度の距離なので、朝に出発すれば大山寺周辺の主要スポットを回って夕方には戻ってこられます。
松江発なら日帰りしやすい
松江城から大山寺エリアまでは約50分が目安のため、出雲大社発と比べても日帰りの負担が少なくなります。午前中に出発すれば、昼前には大山寺周辺に到着できます。
出雲大社発の日帰り目安
出雲大社からは約75分かかるため、往復で2時間半ほどの移動時間を見込んでおく必要があります。早朝参拝を済ませてから出発するなど、時間配分を工夫すると日帰りでも余裕を持って回れます。
登山も含めてじっくり楽しみたい場合や、島根観光ともあわせてゆっくり回りたい場合は、松江や玉造温泉での宿泊を組み合わせる1泊2日プランがおすすめです。
島根から大山へ行くおすすめモデルコース
松江発・大山日帰りモデルコース
- 9:00 松江出発
- 10:00 大山寺・大神山神社奥宮に到着、参拝・参道散策
- 12:00 大山まきばみるくの里で昼食・休憩
- 14:00 桝水高原 天空リフトで絶景を楽しむ
- 15:30 大山を出発
- 16:30 松江到着
上記の時間は移動時間を含めた大まかな目安です。道路状況や滞在時間によって前後するため、時間に余裕を持った計画をおすすめします。
出雲大社発・大山日帰りモデルコース
- 7:30 出雲大社を早朝参拝
- 8:30 出雲大社を出発
- 10:00 大山寺・大神山神社奥宮に到着、参拝・参道散策
- 12:00 大山まきばみるくの里で昼食・休憩
- 14:00 桝水高原 天空リフトで絶景を楽しむ
- 15:30 大山を出発
- 17:00 出雲大社周辺に帰着
出雲大社発の場合は片道75分かかるため、松江発よりも早めの出発がおすすめです。子ども連れの場合は、桝水高原の代わりに森の国で半日ほど過ごすプランもおすすめです。
出雲・松江+大山 1泊2日モデルコース
- 1日目:出雲大社参拝→松江城観光→玉造温泉に宿泊
- 2日目:玉造温泉を出発(大山寺エリアまで車で約1時間が目安)→大山寺・桝水高原・森の国を観光→帰路へ
1日目に島根の定番スポットを押さえ、2日目に大山へ足を延ばす組み方です。登山を組み込みたい場合は、2日目を大山観光と登山のどちらかに絞ることをおすすめします。


登山しなくても楽しめる大山の観光スポット
大山寺・大神山神社奥宮
大山寺は約1300年の歴史を持つ天台宗の古刹で、大山信仰の中心地として知られています。
本堂へと続く石段の両脇には杉の木が立ち並び、参道には土産物店や食事処が軒を連ねています。紅葉の季節は特に美しいといわれています。

大山寺のすぐそばには、大己貴神を祀る大神山神社奥宮があります。社殿は日本最大級の権現造りで国の重要文化財に指定されており、自然石を敷き詰めた約800mの参道は、自然石の参道として日本一の長さといわれています。大山寺と合わせて参拝する人が多いスポットです。

周辺には博労座駐車場(約600台)があり、グリーンシーズンは無料で利用できます。冬季(12月下旬〜3月上旬)は有料になるため、訪問時期によって料金が異なる点に注意してください。
公式サイト:天台宗別格本山 角磐山 大山寺/大神山神社
大山まきばみるくの里
大山まきばみるくの里は、2026年4月18日にリニューアルオープンした大山乳業の観光施設です。白バラ牛乳のオフィシャルショップやレストラン、テイクアウトコーナーが新設され、大山の景色を眺めながら名物のソフトクリームや乳製品、食事を楽しめます。牧場内では、時おり牛の姿を見かけることもあります。

営業時間は10:00〜17:00、定休日は火曜日、入場料は無料です(2026年時点)。営業時間や定休日は季節・改装等によって変更されることがあるため、訪問前に公式サイトでご確認ください。
公式サイト:大山まきば みるくの里(大山乳業)
公式Instagram:@daisen.milknosato
桝水高原・天空リフト
標高900mの展望台まで約7分かけてリフトで上がると、日本海や弓ヶ浜、島根半島まで見渡せる大パノラマが広がります。「恋人の聖地」としても知られており、カップルでの観光にもおすすめのスポットです。

営業期間は例年4月〜11月で、営業時間は9:00〜17:00です(悪天候時は運休する場合があります)。料金は大人1,000円、4歳〜中学生700円が目安です。冬季はスキー場として営業します。最新の運行状況・料金は公式サイト・SNSでご確認ください。
公式サイト:大山ますみず高原リフト・スノーパーク
公式Instagram:@masumizutenkuu
森の国 大山フィールドアスレチック
西日本最大級と言われるフィールドアスレチック施設で、広大な敷地に入門編から本格的なコースまで揃っています。芝生広場やキャンプ場、ドッグランも併設されており、子ども連れのファミリーにも人気です。
営業時間は9:00〜17:30、定休日は水曜日です(12月上旬・年末年始は休園する場合があります)。料金は大人(中学生以上)900円、子供(3歳以上)700円、1Dayフリーパスは1,500円が目安です。時期によって変動する場合があるため、訪問前に公式サイトでの確認をおすすめします。
公式サイト:森の国|鳥取県大山
公式Instagram:@daisen_morinokuni
大山を登山したい人へ
大山寺エリアの夏山登山口から山頂の弥山を目指す「夏山登山道」が、大山観光の登山ルートとして最も利用されています。

大山の代表的な登山コースで、危険箇所が少なく道もよく整備されているといわれますが、標高差は約1,000mあり、コースタイムは休憩を含めて往復6時間程度が目安です。
観光の延長で気軽に登れるコースではないため、事前の準備をしっかり整えてから挑戦してください。
登山を目的にする場合は、防寒着・登山靴・レインウェアなどの装備と、飲料水・行動食を十分に準備してください。山頂付近は麓より気温が大きく下がり、天候も変わりやすいため、事前に最新の気象情報を確認することをおすすめします。
詳細なルート図は環境省 大山隠岐国立公園の公式ページで確認できます。
季節ごとの大山の楽しみ方
春(新緑)

新緑のシーズンは、大山まきばみるくの里や森の国でのアクティビティが楽しみやすい時期です。
夏(避暑)

標高が高く麓よりも涼しいため、夏の避暑地としても知られています。桝水高原の天空リフトからの眺望も、夏場は特に爽快です。
秋(紅葉)

大山の紅葉は例年10月初旬から色づき始め、10月下旬から11月初旬にかけてピークを迎えるといわれています。特に大山寺参道は紅葉の名所として知られ、赤や黄に色づいた木々と古刹の組み合わせが見どころです。
紅葉目当てで訪れるなら、10月下旬〜11月初旬が第一候補になります。
冬(雪景色・スキー場)

冬の大山は雪山の絶景を楽しめるほか、桝水高原や豪円山などがスキー場としてオープンします。積雪状況によって道路事情が大きく変わるため、冬季に訪れる場合はスタッドレスタイヤの装着や道路情報の確認が欠かせません。
初めて大山を観光するなら、新緑の5〜6月か、紅葉の10月下旬〜11月初旬が特におすすめです。
大山で食べたいグルメ・買いたいお土産
大山寺参道には食事処や土産物店が点在しており、大山そばなど地元食材を使った料理を味わえます。お土産には、大山まきばみるくの里で購入できる牛乳やソフトクリームをはじめ、白バラブランドの乳製品が人気です。
大山観光とあわせて行きたい島根・鳥取のスポット
境港

松江から北東方向へ足を延ばせば、水木しげるロードや新鮮な海鮮グルメで知られる境港を経由して大山へ向かう周遊ルートも組めます。水木しげるロードから大山寺周辺までは車で約40分が目安のため、境港と大山は同じ日に組み合わせやすい距離です(鳥取大山観光ガイド公式サイトより)。

出雲大社・松江

大山観光の起点として、出雲大社・松江城もあわせて巡るのが定番です。


鳥取砂丘まで足を延ばすなら

大山からさらに鳥取砂丘まで周遊したい場合は、日帰りでは距離があるため2泊3日以上の日程が現実的です。



大山観光のよくある質問
- 出雲大社と大山を1日で観光できますか?
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可能です。出雲大社から大山寺までは車で約75分のため、早朝に出雲大社を参拝してから向かえば、日帰りでも大山寺・大山まきばみるくの里といった主要スポットを回れます。じっくり楽しみたい場合は1泊2日のプランがおすすめです。
- 松江と出雲大社、どちらから大山へ行くのがおすすめですか?
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移動時間だけを見ると、松江発(1時間前後)の方が出雲大社発(約75分)より短く、日帰りの負担が少なくなります。ただし旅程全体のバランスによるため、松江城と出雲大社のどちらを重視したいかで起点を決めるとよいでしょう。
- 大山観光には車が必要ですか?
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基本的に車での移動が前提のエリアです。公共交通機関の本数が限られているため、出雲大社・松江どちらを起点にする場合もレンタカーを利用するのが現実的です。
- 大山と境港を一緒に観光できますか?
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できます。境港は出雲・松江と大山を結ぶルート上に位置しているため、水木しげるロードのある境港を経由してから大山へ向かう周遊ルートを組みやすいエリアです。
- 大山は登山をしないと楽しめませんか?
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そのようなことはありません。大山寺・大神山神社奥宮の参拝、大山まきばみるくの里での牧場体験、桝水高原の天空リフト、森の国のアスレチックなど、山麓には気軽に立ち寄れる施設が揃っています。
- 大山観光には何時間必要ですか?
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大山寺・大神山神社奥宮とみるくの里など主要スポットを回るなら3〜4時間、天空リフトや森の国まで楽しむなら半日〜1日を見ておくとよいでしょう。
- 大山観光のベストシーズンはいつですか?
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紅葉が見頃を迎える10月下旬〜11月上旬や、新緑がまぶしい春は特に人気の時期といわれています。冬は雪景色やスキー場、夏は避暑地としてそれぞれ異なる魅力があるため、目的に合わせて訪れる時期を選ぶとよいでしょう。
